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FIFA会長巡り世界が“真っ二つ” 欧州で“辞任・再選反対”拡大、アフリカ連盟&アルゼンチンは支持表明 アジアで支持派の国も

text by 編集部 photo by Getty Images
ジャンニ・インファンティーノ会長

【写真:Getty Images】



 国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長を巡り、世界のサッカー界で対立が深まっている。発端は、FIFA大会の商業権益を扱う新会社の一部株式を民間に売却する構想だった。手続きや透明性への批判を受けてFIFAは計画を撤回し謝罪したものの、騒動はインファンティーノ会長自身への信任問題に発展している。

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欧州で“辞任・再選反対”拡大

 反対側で最も強硬なのがノルウェーだ。同国協会のリーセ・クラヴェネス会長は7日、「インファンティーノに戻る道はない」と述べ、即時辞任を要求した。一方、スウェーデン協会は「もはや信頼していない」として2027年の再選を支持しないと正式決定。

 アルバニアサッカー協会は、さらに踏み込んだ決定を発表した。同協会はすでに次期4年間の立候補を支持していたものの、その支持を正式に撤回。FIFA事務総長へ書簡を送り、国際サッカー界の最近の動きやFIFAの統治を再検討した結果だと説明している。

 英メディア『Sky Sports』によると、イングランドサッカー協会もインファンティーノ氏の再選支持を撤回する意向を正式に表明した。つまり欧州では、「今すぐ辞任せよ」とするノルウェーと、「次期会長選では支持しない」とする各国が、それぞれ異なる形で圧力を強めている。

 欧州サッカー連盟(UEFA)も、FIFAの現指導部について「UEFAの信頼を失った」と公式声明で立場を表明。『Sky Sports』は、FIFA側の謝罪後も態度を変えておらず、FIFA主催大会のボイコット方針は解除されていないと伝えた。

 北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)もFFE撤回を歓迎しつつ、一連の進め方を「透明性、協議、適正手続きを欠いた」と批判。「この会長体制について包括的な検証が必要だ」と厳しい姿勢を示した。ただし、加盟国のメキシコはインファンティーノ体制への支持を表明しており、地域内でも足並みはそろっていない。



 一方、インファンティーノ支持も根強い。アフリカサッカー連盟(CAF)は6日の執行委員会で、FIFA側の謝罪とFFE撤回を評価した上で、全会一致で会長への支持を再確認した。アルゼンチンサッカー協会(AFA)も公式声明で過去10年間の運営を支持し、「彼のリーダーシップの下で仕事を続けることが進むべき道」と表明している。アジアでは、インドネシア、カタール、フィリピンなどが同会長の支持を表明した。

 計画そのものは撤回されたが、騒動は収束していない。欧州では辞任や再選反対の動きが広がる一方、アフリカや南米ではインファンティーノ会長を支持する声も相次いでいる。2027年のFIFA会長選を前に、世界のサッカー界では対立が一段と鮮明になっている。

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