【写真:Getty Images】
韓国サッカー協会(KFA)を巡る外国人審判への“性的接待”問題が、2002年日韓ワールドカップ(W杯)の「4強神話」にまで波及する可能性が韓国で懸念されている。韓国メディア『スターニュース』は8日、「日韓W杯4強の神話まで否定されるのか」と報じた。
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2002年W杯にも飛び火か
問題の発端は、韓国文化体育観光部が2016年に行った監査だ。最近明らかになった調査内容によると、2011年3月から2012年3月までに韓国で行われたW杯予選、ロンドン五輪予選、親善試合など計7試合で、外国人審判ら10人以上に協会側から不適切な接待が行われたとされた。
なお、対象となった試合で韓国のA代表と五輪代表は5勝2分けだったが、接待と判定や試合結果との因果関係はまだ確認されていない。
さらに波紋を広げたのが、当時の協会関係者による「慣行的に行われていた」とする趣旨の説明だ。『スターニュース』は、「審判マッサージ」と記された決裁書に課長、局長、副会長らが相次いで署名していたことにも触れ、こうした証言が海外に広まれば、監査対象だった2011~12年より前にも同様の行為があったのではないかとの疑念につながりかねないと指摘した。
その延長線上で同メディアが挙げたのが、2002年日韓W杯だ。韓国は同大会でイタリア、スペインなどを破って史上初のベスト4入りを果たしたが、判定を巡っては現在まで海外で議論が続いていると指摘。
同メディアは今回の問題によって、「韓国サッカーの過去の栄光まで否定される可能性がある」と懸念を示した。
ただし、今回明らかになった監査の対象は2011~12年で、2002年W杯について性的接待や審判への不正な働き掛けを示す証拠が確認されたわけではない。今回の問題が2002年大会と直接結び付くものではなく、協会への信頼低下によって過去の実績にまで疑いの目が向けられる事態を韓国メディアは懸念しているようだ。
なおKFAは8日、一連の報道を巡って謝罪文を発表。「十数年前の出来事についての報道などで心配をかけた」とし、現在は同様の不適切な行為や法人カードの使用は発生していないと説明している。国際的な波紋はさらに広がる可能性がある。
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