柏レイソルの小泉佳穂【写真:Getty Images】
「勝つこと」の重要性を、誰よりも理解している。柏レイソルの小泉佳穂は、攻撃の中心としてチームを動かしながら、自らも決定的な仕事をやってのけた。百年構想リーグで味わった課題を糧に、今季こそタイトルへ――。勝利だけに満足せず、さらなる成長を見据える背番号「8」の言葉から、柏が目指す姿が浮かび上がった。(取材・文:石田達也)[2/2ページ]
【2026/27明治安田J1リーグ第1節】
2026年8月8日 柏レイソル 2-1 水戸ホーリーホック(三協フロンテア柏スタジアム)
「中途半端な形になって…」
柏レイソルの小泉佳穂【写真:Getty Images】
「ボール保持ができていた時間帯もありましたが、押し込み切るところまでいってなかったことは反省です。
失点シーンの前で垣田が足を攣って、それもあって押し込まれたんですが、ゲームを切って選手交代しなければいけなかったのが大きな反省で、僕がロストしているんですけど、外に切るか、キープするのか、悩んだ挙句に中途半端な形になってボールを取られPKになっているので、個人としては、かなり反省点です」
最後まで同点を狙って前へ出る水戸の攻撃を防ぎ、柏が勝利を手にした。
「できたこと」はもちろん、「できなかったこと」も含め、すべてが収穫として得た開幕戦でもあった。勝ちながら修正をする。そこにチームの成長がある。その原点を失わない限り、このチームはもっともっと強くなるはずだ。
「百年構想リーグでは、悪くはないのに勝ち点を拾えない試合が続きました。ただ悪くても勝点を拾わなければいけないし、良い時は勝ち点をしっかり取り切らなければいけない。それがチームの反省点でしたが、そこは今日の試合で活きた部分もあったし、これからも活きてくると思っています」
自分たちにベクトルを向け、タイトル獲得に挑むシーズンーー。柏の頭脳である小泉がチームを引っ張る。
(取材・文:石田達也)
【著者プロフィール:石田達也 フリーライター】
千葉県出身。浦和や千葉を中心にJリーグやアマチュアスポーツまで幅広く取材。サッカー専門誌、地域情報誌などにも多数寄稿。「職業サッカークラブ社長」(ベースボール・マガジン社)などの書籍編集を担当。「浦和ACL戦紀」(ELGOLAZO BOOKS)共著がある。
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