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FIFA会長巡る世界の分裂が加速、アラブ6か国が新たに“全面的な支持”を表明 アイルランドは再選支持を撤回

text by 編集部 photo by Getty Images
ジャンニ・インファンティーノ会長

【写真:Getty Images】



 国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長を巡り、各国協会の姿勢が割れている。アラブ6協会の会長は現地時間13日、同氏への全面的な支持を示す共同声明を発表。一方、アイルランドサッカー協会(FAI)も同日、再選支持の撤回を表明し、世界サッカー界の分裂が一段と鮮明になった。

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アラブ6か国が新たに“全面的な支持”を表明

 エジプトサッカー協会が公式SNSで公開した共同声明には、カタール、エジプト、モロッコ、モーリタニア、レバノン、スーダンの6協会会長が署名。インファンティーノ氏への「全面的な支持」と指導力への信頼を表明し、世界各地域での競技発展や機会拡大、サッカーを通じた人々の結びつきへの貢献を評価した。

 一方、FAIは理事会を経て、年初にFIFAへ提出していたインファンティーノ氏の再選支持書簡を撤回した。FIFAによるアイルランドサッカーへの支援には感謝を示しつつ、最近の対応を巡って「ガバナンス、透明性、意味のある協議の不足」に重大な懸念が生じたと説明している。

 騒動の発端は、W杯などの商業権を切り離し、その一部を民間投資家へ売却するFIFAの商業計画だった。十分な協議を欠いた不透明な意思決定だったとして、欧州サッカー連盟(UEFA)、アジアサッカー連盟(AFC)、北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)が共同で批判。欧州では、ウェールズ、フィンランド、セルビアなどがすでに再選支持を撤回している。

 ただし、対立は単純な「欧州対その他」ではない。欧州サッカー連盟(UEFA)、アジアサッカー連盟(AFC)、北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)が批判姿勢を強める一方、アフリカサッカー連盟(CAF)の執行委員会は6日、インファンティーノ氏への支持を全会一致で再確認した。さらにアラブ6協会も共同で全面支持を表明している。



 もっとも、大陸連盟と加盟協会の姿勢は必ずしも一致していない。アフリカサッカー連盟(CAF)の執行委員会はインファンティーノ氏への支持を再確認したが、加盟54協会が実際の会長選で足並みをそろえるかは不透明だ。

 また、北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)が同氏を批判する一方、加盟するメキシコサッカー連盟は支持を表明。アジアサッカー連盟(AFC)が批判的な姿勢を示すなか、カタール協会も支持側に回っている。各地域内でも立場が分かれており、再選支持の撤回と支持表明のどちらがさらに広がるのかが焦点となりそうだ。

 大陸連盟と加盟協会の立場が複雑に入り組むなか、再選支持を撤回する協会と支持陣営のどちらがさらに拡大するのかが焦点となる。FIFA会長選は2027年3月18日、モロッコ・ラバトで開かれる第77回FIFA総会で行われる予定だ。

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【了】

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