
ジェフユナイテッド千葉でプレーする石尾陸登【写真:Getty Images】
17年ぶりにJ1リーグの舞台を戦うジェフユナイテッド千葉は開幕3連敗。FC東京戦で2026/27シーズン初先発を果たした石尾陸登は、最終ラインならどこでもこなせるポリバレントな存在だ。セットプレーとボール保持に課題を抱えるチームの背番号39に、敗戦の中で掴んだ手応えを聞いた。(取材・文:石田達也)[2/2ページ]
「3連敗で、僕たちも辛いのですが…」

試合後のジェフ千葉の選手たち【写真:Getty Images】
「今、考えたら中高では、全然、試合に出られていない中で、よくここまで来れたと自分を褒めたいところもあるんですけど、J1の舞台にいるだけで自分が何も成し遂げている訳ではないので、まだまだ足りないと思っています」
背番号は、仙台時代からの39を選択した。その理由について石尾は次のように明かす。
「これまで自分のサッカー人生の中に苦しい時もありました。僕が39にしている理由として、そういう時に支えてくれた家族のみんなやサッカー関係者、その他の友だちなどへ感謝の気持ちがあります。
それから、僕は小学校を卒業してから中学で寮生活に入って、家族のことを1歳下の妹にすべて任せてしまったので、その妹の名前にちなんだ背番号を背負ってプレーする。感謝の意味を込めて39(サンキュー)を付けています」
周りへの感謝を忘れない背番号39は、勝ち試合をもってこられない自分に腹立たしさと悔しさ、そしてサポーターに申し訳なさを感じている。
「3連敗で、僕たちも辛いのですが、ああやってサポーターの方々が前向きな声をかけてくれると、もっとやらなきゃいけないな、とすごく思いますし、あんなにいいサポーターに下を向かせたくない。自分たちは本当に死ぬ気でやるしかないと思っています」
その言葉に偽りはない。背中を押してくれるサポーターに勝利を届けるため石尾の足取りは着実に力強さを増している。
(取材・文:石田達也)
【著者プロフィール:石田達也 フリーライター】
千葉県出身。浦和や千葉を中心にJリーグやアマチュアスポーツまで幅広く取材。サッカー専門誌、地域情報誌などにも多数寄稿。「職業サッカークラブ社長」(ベースボール・マガジン社)などの書籍編集を担当。「浦和ACL戦紀」(ELGOLAZO BOOKS)共著がある。
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