
欧州2部リーグ所属の日本人選手5選【写真:Getty Images】
2026年夏の欧州主要リーグの移籍市場閉幕が近づいている。そんな中、ヨーロッパの2部リーグでプレーする日本人選手も数多く、2026/27シーズンをすでに開幕させた選手もいれば、夏の去就がなお注目される選手までさまざまだ。今回は欧州2部リーグに所属する日本人選手をピックアップし、現状を整理する。[4/5ページ]
DF:安藤智哉(あんどう・ともや)

安藤智哉【写真:Getty Images】
生年月日:1999年1月10日
所属クラブ:FCザンクトパウリ(ドイツ)
2025/26リーグ戦成績:15試合0ゴール1アシスト
【福岡から欧州へ】
安藤智哉は、欧州2年目となる2026/27シーズンが楽しみな選手の一人だ。
2025年にアビスパ福岡で好パフォーマンスを続けた安藤は、シーズンを通した活躍が評価されてJリーグ優秀選手賞を受賞すると、その勢いのまま2026年1月、ドイツ・ブンデスリーガのFCザンクトパウリへ完全移籍を果たす。
加入後まもなく出場機会をつかみ、シーズン後半戦には3バックの一角として先発する試合が増えた。対人の強さを武器に欧州の攻撃陣とも真っ向勝負を続け、評価は急上昇を続けた。
しかし3月の代表招集には負傷で応えられず、アピールの機会を逃したまま、5月に発表されたFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)の日本代表メンバーには選出されなかった。
ザンクトパウリも2025/26シーズンのブンデスリーガを最下位の18位で終え、2部降格が決まった。
【惜しまれた代表落選】
3月の招集でアピールして、北中米W杯メンバーに入っていれば、この夏のステップアップも十分に考えられた。
北中米W杯のオランダ代表戦では、右ウイングバックの堂安律が対人でやや苦戦し、ブラジル代表戦でもクロス対応に苦しむ場面があった。空中戦に強い安藤がいれば、守備にもう少し厚みが増していたはずだ。
夏に目立った移籍の噂はなく、ブンデスリーガ2部で新シーズンのスタートを切った安藤は、開幕2連戦のグロイター・フュルト戦、ホルシュタイン・キール戦にいずれもフル出場している。
欧州での本格的な挑戦は始まったばかりだ。27歳という年齢を考えれば、今季のパフォーマンスが今後の評価を大きく左右する。ザンクトパウリで安定した出場を続けられれば、再び日本代表入りや1部クラブへのステップアップが視野に入る。