
バルセロナ、加入時に揉めた歴代選手5選【写真:Getty Images】
世界屈指の名門だけに、FCバルセロナの補強はいつの時代も大きな注目を集める。しかし、その巨大なブランド力と資金が絡むからこそ、移籍交渉が一筋縄ではいかなかったケースも少なくない。所属クラブとの対立、ライバルクラブからの“横取り”、財政難による選手登録問題、さらには裁判沙汰まで。今回は2000年以降、加入前後に大きな騒動を巻き起こした5選手を振り返る。※成績はデータサイト『Transfermarkt』を参照[5/5ページ]
MF:ダニ・オルモ

バルセロナ ダニ・オルモ【写真:Getty Images】
生年月日:1998年5月7日
移籍金:推定5500万ユーロ+出来高最大700万ユーロ(約87億円+ボーナス11億円)
在籍期間:2024年~
クラブ通算成績:88試合20得点17アシスト(2025/26終了時点)
【待望の帰還もまさかの事態に】
下部組織ラ・マシア出身で、ディナモ・ザグレブ、RBライプツィヒを経て約10年ぶりに“帰還”したオルモ。
スペイン代表としてUEFA EURO2024得点王となった直後の大型補強だったが、問題は獲得後に待っていた。
財政規則上のサラリー上限に余裕がなく、バルセロナは新戦力をラ・リーガに登録できず、オルモは開幕2試合を欠場。
最終的には長期離脱したアンドレアス・クリステンセンの給与枠を利用して暫定登録され、第3節ラージョ・バジェカーノ戦でようやくデビューすると、いきなり決勝点を奪った。
【プレー資格を失う危機に発展】
しかし騒動は年末に再燃する。暫定登録の期限が2024年12月31日に切れるためクラブが正式登録を目指したものの、裁判所、ラ・リーガ、スペインサッカー連盟との間で攻防に発展。一時はプレー資格を失う危機に陥った。
その後、スペイン政府のスポーツ高等評議会(CSD)が暫定措置を認め、2025年4月にはバルセロナと選手側の不服申し立てを認容し、オルモのライセンスの有効性を認めた。
本人は騒動に振り回されながらも加入初年度39試合12得点で国内3冠に貢献し、翌季も49試合8得点9アシスト。加入の成否ではなく「そもそも試合に出せるのか」でここまで揉めた例は異例だ。
【著者プロフィール:編集部】
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