
バルセロナ&レアル・マドリードでプレーした選手【写真:Getty Images】
バルセロナは今夏、FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)のMVPに輝いたスペイン代表MFロドリを完全移籍で獲得した。レアル・マドリードへの移籍が目前と見られていた中、状況は一変。最大のライバルへの加入を決断した。強烈なライバル心を抱く両クラブでは、直接の移籍はもちろん、他クラブを経由した場合でも、ファンやメディアからさまざまな反応を受けることになる。今回は、そんな両クラブでプレーした選手を紹介する。※データは『Transfermarkt』を参照(8月24日時点)。[3/5ページ]
FW:ロナウド

バルセロナ&レアル・マドリードでプレーしたロナウド【写真:Getty Images】
生年月日:1976年9月18日
在籍:〈1996年~1997年〉バルセロナ/〈2002年~2007年〉レアル・マドリード
【バルサ在籍はたった1シーズン】
サッカー界には度々“怪物”と称される逸材が登場するが、その元祖とも言えるのがロナウドだろう。そして、ブラジルが生んだ世界最高のストライカーが世界に怪物ぶりを示したのが、わずか1シーズン限りの在籍となったバルセロナ時代だった。
リオデジャネイロ郊外の貧困街で育ったロナウドがスーパースターとなるのに、そう時間はかからなかった。欧州初挑戦の舞台となったオランダの名門・PSVアイントホーフェンでゴールを量産すると、1996年7月にはバルセロナに完全移籍。ラ・リーガでは37試合で34ゴールを叩き出して得点王に輝いた。
ナイキ社のCMにも使用されたSDコンポステーラ戦の約60メートル独走ゴールや、ボビー・ロブソン監督の「私の戦術はロナウド」発言などは、ロナウドの圧倒的な能力を示す有名なエピソードだ。
【インテルを挟んでライバルクラブへ移籍】
インテルでさらにプレーの凄みを増したロナウドが2002年8月に移籍したのは、かつて在籍したバルセロナの永遠のライバルであるレアル・マドリードだった。
イタリアで二度にわたる膝の大怪我を負ったことから、それまでの爆発的なスピードで相手を引きちぎるプレースタイルを変えてフィニッシャーに特化。“銀河系軍団”の仕上げ屋となったロナウドは、在籍5シーズンで公式戦通算177試合104ゴールを挙げた。
バルセロナからレアル・マドリードに移籍したものの、ロナウドはバルセロナファンからは強烈な憎しみをぶつけられずに済んだ。もしこれがインテル在籍を挟まない直接移籍だったとしたら、カンプ・ノウで受けるブーイングは凄まじいものだったかもしれない。