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「彼はボールで『会話』できる」指揮官が絶賛。川崎フロンターレのデリキ・ラセルダ、鮮烈J1デビュー。51分で1G2A【英国人の視点】

シリーズ:コラム text by ショーン・キャロル フリーライター/英国人記者 photo by 佐藤智彦, Getty Images
デリキ・ラセルダ 川崎フロンターレ
今季から川崎フロンターレでプレーするデリキ・ラセルダ【写真:佐藤智彦】



 かつてジュニーニョ、レアンドル・ダミアンら幾多のブラジル人ストライカーが躍動してきた川崎フロンターレの最前線に、新たな才能が名乗りを上げた。今季加入のデリキ・ラセルダが、ラザル・ロマニッチの負傷交代からの緊急デビューでゴールと2アシストを記録。4-2で終えたジェフユナイテッド千葉戦は、191cmの新戦力が主役の一戦となった。(取材・文:ショーン・キャロル)[2/2ページ]

「今はセンターフォワード(CF)で出ますけど…」

長谷部茂利監督 川崎フロンターレ
川崎フロンターレを率いる長谷部茂利監督【写真:Getty Images】


「自分がフロンターレのやり方、監督の要求というものを少しずつ少しずつフィットしていかなければいけないのかなと思います。

 今はセンターフォワード(CF)で出てますけど、監督に『セカンドトップあるいはワイドで出てくれ』と言われれば、それをちゃんと自分がピッチの中で表現できるように、とにかくチームの勝利のためにできることを精一杯やっていきたいです」

 長谷部茂利監督が、ラセルダのインパクトに満足したのは当然のことだろう。55歳の指揮官はこう語った。

「もちろん得点はすばらしかったです。落ち着いて流し込むような、練習からああいうゴールはありますし、シュートの形を持っています。ボールの収まりであったり、味方を使うタイミングであったり、ボールの引き出しであったり、そういうところはもともと持っています。

 もちろん言葉でもコミュニケーションをとりますが、彼はボールで『会話』ができる人物だと感じています。それほどまでに彼を高く評価しています。素晴らしいですね」

 もちろんまだ日本での生活は始まったばかりではあるが、ジュニーニョやレアンドル・ダミアンといった選手たちがレジェンドとして名を刻むこのクラブで、ラセルダは新たなカルトヒーローとなるための確かな第一歩を踏み出した。

 川崎の歴代ブラジル人選手の栄誉に自らの名を連ねることについて尋ねられると、ラセルダはこう答える。

「レアンドロ・ダミアンはよく知っています。ブラジル代表で9番をつけたエースですし、センターフォワードというスタイルを持ってフロンターレに来て、素晴らしい歴史を作りました。

 自分も彼のプレーを見てきました。自分も同じような目標と目的があって来ていますので、チームと一緒にそれらを成し遂げられればと思っています」

(取材・文:ショーン・キャロル)

著者プロフィール:ショーン・キャロル
1985年イングランド生まれ。2009年に来日。『ニッポンとサッカー 英国人記者の取材録』『英国人から見た日本サッカー “摩訶不思議”ニッポンの蹴球文化』の筆者。「Jリーグ Monthly」のレギュラー出演。高校サッカー、Jリーグ、日本代表など幅広く取材している。過去にはスカパーやNHK、J SportsなどのJリーグ番組出演も。

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