
未だ無所属状態のスター選手たち【写真:Getty Images】
ヨーロッパでは2026/27シーズンが開幕し、欧州各地で長く険しい1年が始まっている。それと同時に移籍市場も終盤を迎え、多くの選手が新たな環境に身を置き再出発を図っている。現在無所属の選手は移籍市場のデッドラインが存在しないが、いち早く移籍先を決め、チームに合流したいはずだ。今回は、シーズン開幕後も所属先が決まっていない、往年の名選手たちをピックアップし紹介する。[2/5ページ]
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ジェイドン・サンチョ(元イングランド代表)

マンチェスター・ユナイテッドを契約満了となったジェイドン・サンチョ【写真:Getty Images】
生年月日:2000年3月25日
前所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
25/26リーグ戦成績:23試合0ゴール2アシスト
【ブンデスリーガで大暴れ!】
ジェイドン・サンチョは自らの手で輝かしいキャリアを台無しにしてしまった。
マンチェスター・シティのアカデミー出身であるサンチョは、2017年に17歳の若さでドルトムントへと加入。2018/19シーズンにブンデスリーガで12ゴール18アシストを記録すると、翌シーズンも17ゴール17アシストの成績を残し、その実力が本物であることを示した。
こうして、新時代を担うドリブラーとしてビッグクラブの争奪戦となったサンチョは、8500万ユーロ(約153億円)の移籍金でマンチェスター・ユナイテッドへと加入している。
しかし、マンチェスターでのサクセスストーリーは、夢物語に終わってしまった。初年度の21/22シーズンをいまひとつな成績で終えると、翌シーズンは名門ゆえの重圧に耐えきれず、精神的な問題から3ヶ月戦線を離れた。
移籍直後から躓いた同クラブでのキャリアはさらに失速する。2023/24シーズン、同選手は自身のSNSにエリック・テン・ハフ監督を批判する内容を投稿。前シーズンの復調に尽力した指揮官に背く行為は規律違反とみなされ、構想外となってしまった。
【イングランド国外を希望?】
シーズン後半は古巣ドルトムントへレンタル移籍。クラブ側には完全移籍での放出の意向があり、続く24/25シーズンはチェルシーへ1年間のレンタルで加入した。同契約には買い取り義務が付いていたが条件を満たせず、チェルシーは違約金を支払って完全移籍を回避した。
2025年夏にはローマへの移籍が有力視されたものの、選手側が高額な年俸を要求したことで交渉は難航し、破談に終わった。結局25/26シーズンは、移籍市場終盤にアストン・ヴィラへ1年間のレンタルで加入することとなった。
ヴィラでは控えに甘んじ、フリーとなる今夏に向けたアピールに失敗。シーズン中にはドルトムントへの再加入を希望しているという報道もあったが、現在も無所属のままだ。
本人はプレミアリーグ勢からの打診がありながらも、イングランド国外でのプレーを希望していると報じられている。(参照:8月14日、BBC Sports)
ドルトムントやアトレティコ・マドリーとの交渉、さらに中東のクラブからの関心も伝えられているが、いずれも合意には至っていない。ドイツで花開いた神童も、今や26歳。キャリアの正念場に差し掛かっている。