
未だ無所属状態のスター選手たち【写真:Getty Images】
ヨーロッパでは2026/27シーズンが開幕し、欧州各地で長く険しい1年が始まっている。それと同時に移籍市場も終盤を迎え、多くの選手が新たな環境に身を置き再出発を図っている。現在無所属の選手は移籍市場のデッドラインが存在しないが、いち早く移籍先を決め、チームに合流したいはずだ。今回は、シーズン開幕後も所属先が決まっていない、往年の名選手たちをピックアップし紹介する。[5/5ページ]
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ラヒーム・スターリング(元イングランド代表)

現在無所属のラヒーム・スターリング【写真:Getty Images】
生年月日:1994年12月8日
前所属クラブ:フェイエノールト(オランダ)
2026リーグ戦成績:8試合0ゴール1アシスト
【移籍金総額は現在のレートで100億円超!】
イングランドが誇る快足アタッカーは、31歳にしてキャリアの岐路に立たされている。
ラヒーム・スターリングはリバプールのアカデミーからトップチームへと昇格し、17歳の若さでプロデビューを果たした。2013/14シーズンにはルイス・スアレスやダニエル・スタリッジらと共に、シーズン9ゴールを積み重ね、大器の片鱗を見せている。
その後、契約延長拒否騒動を経て、15/16シーズンにマンチェスター・シティへと移籍する。総額4900万ポンド(約106億円)の移籍金は、当時のイングランド人選手として最高額と報じられていた(参照:2015年7月のBBC Sport)
ケビン・デ・ブライネとのホットラインでエティハド・スタジアムを何度も熱狂の渦に巻き込み、公式戦339試合で131ゴールを記録した。間違いなく、シティ黄金期を支えた選手のうちのひとりである。
そんな同選手は、2022年に7シーズン在籍したシティを離れ、チェルシーへと加入。彼に集まる批判の声が大きくなったのは、この頃からだった。
【オランダでの再出発が…】
成績としてはまずまずだったものの、各種スタッツの低下や高すぎる年俸がネックとなり、チームの構想外に。アーセナルへのレンタル移籍も失敗に終わり、スターリングはいわば“呪いの装備”と化していた。
2025年5月にアーセナルへのレンタルが終了した後もチェルシーで構想外の扱いが続き、2026年1月に契約を合意のうえ解除。翌2月にフェイエノールトへと加入した。
第27節エクセルシオール戦では上田綺世の得点をお膳立てしたが、得点関与はこの1アシストに留まっている。
4つのビッグクラブを渡り歩いたイングランドの日々に別れを告げ、オランダで再出発かと思われたが、シーズンを終えた5月末、スターリングが薬物運転の疑いで逮捕される事案が発生した。
同選手は高速道路を蛇行しながら走行し、最終的にバリアに激突。イギリスで違法の笑気ガスを使用したことが、この危険運転の要因だと考えられている。
ただでさえ心的負担の多いサッカー選手という職業。その中でも、スターリングは人種差別とおびただしいほどの批判に晒されてきた。
栄光と批判の両方を一身に浴び続けてきた男の心身は、もう限界に近いのかもしれない。
【著者プロフィール:編集部】
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