
未だ無所属状態のスター選手たち【写真:Getty Images】
ヨーロッパでは2026/27シーズンが開幕し、欧州各地で長く険しい1年が始まっている。それと同時に移籍市場も終盤を迎え、多くの選手が新たな環境に身を置き再出発を図っている。現在無所属の選手は移籍市場のデッドラインが存在しないが、いち早く移籍先を決め、チームに合流したいはずだ。今回は、シーズン開幕後も所属先が決まっていない、往年の名選手たちをピックアップし紹介する。[3/5ページ]
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ダビド・アラバ(オーストリア代表)

元レアル・マドリードのダビド・アラバ【写真:Getty Images】
生年月日:1992年6月24日
前所属クラブ:レアル・マドリード(スペイン)
25/26リーグ戦成績:11試合0ゴール0アシスト
【「偽サイドバック」が世界的トレンドに】
ダビド・アラバのフリー移籍実現には大きな障壁が伴うだろう。
2011/12シーズンからバイエルン・ミュンヘンの主力に定着したアラバは、本職の左SBやCBだけでなく中盤でもプレーするユーティリティプレーヤーとしてブレイクした。
転機となったのは、ペップ・グアルディオラがバイエルンの監督に就任した13/14シーズンだ。左SBの位置で起用された同選手は、中盤顔負けの足元の技術と、卓越したサッカーIQを評価され、SBの位置から攻撃時に中盤に入りビルドアップに参加する「偽サイドバック」としてサッカー界の新しいトレンドを築き上げた。
バイエルンでは20/21シーズンまでの在籍で、2度のUEFAチャンピオンズリーグ制覇に貢献。DFとしてこれといった弱点がない、世界でも指折りの選手だったといえるだろう。
そんな実力者が移籍金なしで銀河系軍団の一員となった。2021年、アラバはフリーでレアル・マドリードへと加入。背番号はセルヒオ・ラモスが長年背負っていた4番を受け継いでいる。
【年俸は世界トップクラス】
この大きな期待に応え、アラバは21/22シーズンのCL優勝に貢献。強いリーダーシップを発揮し、守備の統率において大きな役割を果たした。
しかし、マドリー3年目の23/24シーズンに左膝前十字靭帯損傷の大怪我を負うと、スペインでのキャリアは下り坂を辿ることに。戦線復帰に1年以上を要し、復帰後も以前のような世界最高峰のパフォーマンスを発揮することはできていない。
こうして、昨季限りでマドリー退団となったアラバだが、新天地探しは難航するだろう。その要因のひとつが高額な給与だ。
世界でも頭一つ抜けた給与体系であるロス・ブランコスの中でも、このオーストリア代表DFのそれはトップクラスで、昨季はキリアン・エンバペ、ヴィニシウス・ジュニオールに次ぐクラブ3番目の数字であったとみられている(『Capology』参照)。
もちろん、この移籍である程度の減額は見込まれるが、前十字靭帯負傷歴のある34歳のDFに支払う金額としては、かなり割高であると言わざるを得ない。
現在はミランが獲得に関心を寄せているという噂が上がっているが、アラバの新天地はどこになるだろうか。