2026/27シーズンのJリーグでは、横浜F・マリノスの三井寺眞をはじめとする若い力の台頭が大きな注目を集めている。そこで今回は、Jリーグ史上に刻まれてきた最年少得点記録の持ち主たちを紐解き、1位から10位までランキング化。彼らが記録を打ち立てた当時の状況や、その後歩んだキャリアを振り返っていく。[3/5ページ]
3位:中村仁郎(なかむら・じろう)
生年月日:2003年8月22日
得点時年齢:16歳10日
得点日:2019年9月1日
対戦相手:福島ユナイテッドFC
【宇佐美・堂安の系譜に連なる逸材】
中村仁郎は、ガンバ大阪が輩出した才能で、宇佐美貴史や堂安律の系譜に連なる逸材として、鳴り物入りでプロの舞台に立った選手だ。
2019年7月21日、中学校を卒業してまもない中村は、ガンバ大阪U-23の一員として、J3のセレッソ大阪U-23戦でJリーグデビュー。当時15歳10か月29日は歴代3位の若さだった。
抜群のテクニックを武器に、右サイドからのカットインで左足を振り抜くプレースタイルで、名ウインガーを多数輩出してきたオランダの名門・アヤックスの目にも留まったとされている。
そして迎えた2019年9月1日の福島ユナイテッドFC戦。ガンバ大阪U-23が6-0で大勝したこの試合で、中村は16歳10日にしてJリーグ初ゴールを含む2得点をマークした。
【壁にぶつかった武者修行を経て新天地へ】
翌年12月には清水エスパルス戦でJ1デビューを果たし、クラブと周囲の期待はますます高まった。
しかし、2024年1月に左膝軟骨損傷で手術を受けて離脱すると、夏に松本山雅FCへの期限付き移籍となり、このシーズンはU-23に逆戻り。その後、FC岐阜への武者修行を経て2026年にガンバへ復帰したが、出場機会に恵まれず、7月にJ3の栃木SCへの完全移籍が決まった。
中村は「これからもずっとガンバ大阪が世界で1番大好きなクラブです」と別れを告げ、新天地で再出発を切っている。

