
浦和レッズの山根視来【写真:Getty Images】
8月に浦和レッズへ加入した山根視来が、待望の埼玉スタジアム初勝利をつかんだ。悔しい敗戦を経験した6日後、東京ヴェルディ戦でスタメン出場を果たすと、攻守で存在感を発揮。試合後にはゴール裏のサポーターと勝利の喜びを分かち合った。浦和で新たな時間を歩み始めた32歳が語った、勝利への思いとは。(取材・文:菊地正典)[2/2ページ]
「そういう思いも込めて…」

勝利後の『We are Diamonds』でサポーターと喜びを分かち合う選手たち【写真:Getty Images】
「僕ももう32歳になりました。しばらく日本のサッカーから離れてプレーしていて、あと何回、何十回、ああいうことを味わえるのかなと考えていたので、勝ったら目いっぱい喜ぶと決めています。これだけのお客さんも来てくれていますし、そういう思いも込めて、目いっぱい喜んでいました」
さらに、勝利後にファン・サポーターが歌う『We are Diamonds』をピッチ上で聞き、円陣でチームメイトと歓喜すると、この試合が今季初のメンバー入りかつ出場となったサミュエル・グスタフソンにフライングボディアタックやボディーブローを見舞われた。
グスタフソンは明るいキャラクターだ。さらにアメリカでプレーしていた山根と英語でコミュニケーションを取れるのもあるだろうが、2人が笑顔でじゃれ合う姿は、今季の浦和の雰囲気の良さを端的に示していた。
9月29日にルヴァン杯1stラウンド2回戦のカターレ富山戦、10月7日に天皇杯3回戦のRB大宮アルディージャ戦を挟むものの、次のリーグ戦までは3週間の期間が空く。おそらく、山根のコンディションはさらに良くなっているはずだ。
出場すればJ1通算200試合出場を達成する10月10日のFC東京戦、そしてその先の試合で山根は、フル出場する試合を増やし、さらにチームを勝たせるプレー、そして目いっぱい喜ぶ姿を何度も見せてくれるはずだ。
(取材・文:菊地正典)
【著者プロフィール:菊地正典 フリーライター】
きくち・まさのり/福島県出身。埼玉大学卒業後、当時、日本最大級だったサッカーモバイルサイトの編集・ライターを経て、フリーランスに。主にサッカー専門新聞『EL GOLAZO』の記者として活動し、横浜FC、浦和レッズ、ジェフユナイテッド市原・千葉、横浜F・マリノス、川崎フロンターレの担当記者を歴任。著書に『浦和レッズ変革の四年 〜サッカー新聞エルゴラッソ浦和番記者が見たミシャレッズの1442日〜』(スクワッド)、『トリコロール新時代』(スクワッド、三栄書房)がある。Xのユーザー名は@masanorikikuchi
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