サッカーU-21日本代表は26日、第20回アジア競技大会の準々決勝で北朝鮮と対戦し1-0で勝利した。この一戦について、現役時代に横浜F・マリノスや川崎フロンターレでプレーし、現在は解説者として活躍する元プロサッカー選手の田中裕介氏に話を聞いた。(語り手:田中裕介)[2/5ページ]
「判定へのフラストレーションは…」
――北朝鮮はかなり前から来ていますが、これが90分間続くとは考えにくいですよね。
「後半はある程度強度は落ちると思います。ただ、疲れが見えてくるその前にゴールを奪うというゲームプランがありそうです。奪ってから長いボールをシンプルに蹴って日本のDFラインの背後を狙っているので、日本は注意が必要です」
――なるほど。日本はまず前半を耐えることが重要になりそうですね。
「そうですね。それにはゲームコントロールが重要です。カウンターを狙う北朝鮮に対して、ファウルで止める事も大事です。27分には市原が相手陣地で止めました」
――北朝鮮の流れがなかなか切れないですね…
「迷いなくプレスをかける、前に運ぶ、シュートを打つを徹底してますね。日本は守備で後手に回ってますね」
――迷わずシュートを打ってくる相手というのはDFからすると心理的にはやはり難しいですか?
「怖さはあります。打ってくれて助かる部分もありますが、やはりシュートを打たれて良いシュートがいってしまう事もあるので」
――36分、荒木琉偉のビッグセーブに救われました。
「自陣でのミスからシュートに持っていかれました。1番避けないといけない形でしたが、荒木がよく反応しました」
――39分、日本が先制です。
「ここまでチャンスが全くなかった日本ですが、ロングボールからゴール。DFとの駆け引きの中でンワディケの個の強さが活きました。苦しんでいた日本からすると非常に大きな1点です」
――北朝鮮はまだ抗議していますね…
「フェアなボディコンタクトなので、ファウルはありませんね」
――ここから北朝鮮はより激しくなりそうです。ファウルも恐れないタックルなど、日本にとってはタフな時間が続きそうですね。
「そうですね。元々激しさがありましたが、ゴール時の判定へのフラストレーションはこれから更に増していきそうです。日本はより冷静に試合を進めていかなければなりません」

