FIFAワールドカップ 2026(北中米W杯)閉幕後、初めての国際Aマッチウィーク。サッカー日本代表は、初陣となったウルグアイ戦を3-1で勝利を収めた。2試合目となる28日の試合ではベネズエラ代表と対戦する。大きな世代交代を図る南米の強豪のスタメンを予想する。[5/6ページ]
FW:イェルウィン・スルバラン

ベネズエラ代表FWイェルウィン・スルバラン【写真:Getty Images】
右WGには、今回がA代表初出場となる18歳のイェルウィン・スルバラが起用されると予想する。
オスワルド・ビスカロンド監督率いるベネズエラ代表の右WGでは、今夏にデンマークの強豪ミッティランがクラブ史上最高額で獲得した20歳のダビド・マルティネスが主力を担っていた。しかし、今回は負傷のため離脱を余儀なくされている。
さらに、当初はラージリストに含まれていたエンデル・エチェニケも選外となり、右WGの人材が不足する状況となった。
そこで代表デビューが期待されるのが、昨年開催されたU-17南米選手権とU-17ワールドカップ(W杯)で背番号10を背負い、印象的なパフォーマンスを披露したスルバラだ。
この2大会でベネズエラを率いていたのもビスカロンド監督で、育成年代からA代表へと引き上げる格好となった。
年代別代表で結果を残してきた若きレフティーは、今夏にザルツブルクへと加入。現在はセカンドチームにあたるリーフェリングでプレーしている。
2人のライバルがメンバーから外れたことで、初招集ながら、いきなりA代表デビューを飾る可能性も十分にあるだろう。
FW:ヘスス・ラミレス

ベネズエラ代表FWヘスス・ラミレス【写真:Getty Images】
生年月日:1998年5月4日(28歳)
所属クラブ:チョルムFK(トルコ)
2026/27リーグ成績:6試合4得点1アシスト
代表通算成績:6試合2得点0アシスト
ワントップには、昨季のポルトガルリーグで得点ランキング4位となる18ゴールを記録したヘスス・ラミレスが起用されると予想する。
ベネズエラ代表は長らく、歴代最多得点記録を保持するFWサロモン・ロンドンに得点力を依存してきた。そんな中、ようやく後継者とも言えるストライカーが台頭してきたと言えるかもしれない。
昨季、2度目の加入となったナシオナルでリーグ戦18ゴールを記録。チーム全体の得点の約49%を一人で担う圧倒的な決定力を示した。
今夏には、スュペル・リグに昇格したばかりのチョルムFKへ完全移籍。資金力を持つトルコへ活躍の場を移すと、開幕6試合で4ゴールと最高のスタートを切っている。
ベネズエラ代表では2024年に1試合出場して以降、しばらく招集から遠ざかっていたが、オスワルド・ビスカロンド監督の就任を機に復帰。
6月に行われたイラク代表との親善試合では、代表キャリア2ゴール目を記録。クラブでの好調を代表にもつなげ、ベネズエラの新エース候補として名乗りを上げている。
FW:グレイケル・メンドーサ

ベネズエラ代表FWグレイケル・メンドーサ【写真:Getty Images】
生年月日:2001年12月8日(24歳)
所属クラブ:シャフタール・ドネツク(ウクライナ)
2026/27リーグ成績:6試合0得点1アシスト
代表通算成績:9試合1得点1アシスト
左WGには、昨季ウクライナリーグでMVPを獲得したグレイケル・メンドーサが起用されると予想する。
2025年夏にベネズエラのアンゴストゥラからウクライナのクリウバスへ買い取りオプション付きローン移籍を果たすと、1年目からリーグ戦11ゴール11アシストを記録。シーズン途中に完全移籍へ移行し、今夏にはリーグMVPの肩書きを引っ提げ、王者シャフタール・ドネツクへステップアップを果たした。
シャフタールでは、アルダ・トゥラン監督から守備面での貢献度の低さを指摘されており、リーグ7節終了時点では不動のレギュラーの座を確保できていない。
それでも、先発出場したPSVとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)では、大外からカットインし、外側から巻く豪快なシュートでネットを揺らすなど、得意の形を持つ選手だ。
ニアとファーに正確なシュートを打ち分ける決定力に加え、ボックス内の選手の動き出しに合わせ、両足から決定的なラストパスを供給できるのも強み。個人で局面を打開する力を生かし、左サイドから積極的に仕掛けてチャンスを生み出す。
2025年1月に代表デビューを飾ったベネズエラ代表では、オスワルド・ビスカロンド監督が就任した10月以降、不動のレギュラーに定着。6月のトルコ戦では待望の代表初ゴールも記録しており、今後ベネズエラを背負うタレントへの成長が期待されている。
