サッカー日本代表は1日、キリンカップサッカー2026でエクアドル代表と対戦し、90分間を0-0で終え、PK戦の末に勝利した。この一戦について、現役時代に横浜F・マリノスや川崎フロンターレでプレーし、現在は解説者として活躍する元プロサッカー選手の田中裕介氏に話を聞いた。(語り手:田中裕介)[4/6ページ]
「久保建英と鈴木唯人は…」
――日本は上田が入りましたが、なかなかシュートを打てません。
「堅いですね。脚が長いので、ボールを刈り取れるのと、全体的に戻るスピードが速いですね」
――エクアドルに隙があるとすればどういった部分なんでしょうか。
「伊藤(洋輝)や瀬古(歩夢)が後ろからリスクをかけて上がってきているので、サイドで数的有利を作り、クロスを入れたいです」
――日本は3枚替えです。伊東純也、鈴木淳之介、鎌田大地が入ります。
「シャドーが変わりましたね」
――鈴木と久保の組み合わせはいかがでしたか?
「良かったと思います。ボールを持った時に違いを出せる選手ですが、時間を作ったり守備にも奔走していました。どちらかが上田を追い越す動きをしていくとよりエクアドルの守備を崩せたかもしれません」
――追い越す動きというところでは、少し役割が被ってしまった部分があったのでしょうか?
「2人ともライン間で受けて前を向いて、というプレーが得意なので、片方が持った際に片方がダイアゴナルで背後を狙うなどの動きはあまりなかったように見えました。点が奪えなかった事実に目を向けるとそういった犠牲的なアクションも相手のDFラインを崩すためには必要だったかもしれません」
――一方で変わった伊東と鎌田はさっそくチャンスに絡んでいますね。
「相手も疲れは見えてきてますね。伊東はよりランニングを仕掛けられるので、鎌田が前を向いた時に裏のスペースを突きたいです。先ほど左ストッパーの伊藤が攻撃に関わり、クロスからチャンスを作ったあの形が理想的でした」
――前田大然と相馬勇紀の投入もそういう狙いがありそうですか?
「明らかにスピードのある選手で仕留めにいってますね」

