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フォーカス 2026.10.2 08:48

元Jリーガーが見たサッカー日本代表対エクアドル「谷村海那のような……」「あくまで半年後に…」

シリーズ:〇〇が見た日本代表 text by 編集部 photo by Getty Images,Shinya Tanaka

エクアドル代表にPK戦で勝利したサッカー日本代表
エクアドル代表にPK戦で勝利した日本代表【写真:田中伸弥】



 サッカー日本代表は1日、キリンカップサッカー2026でエクアドル代表と対戦し、90分間を0-0で終え、PK戦の末に勝利した。この一戦について、現役時代に横浜F・マリノスや川崎フロンターレでプレーし、現在は解説者として活躍する元プロサッカー選手の田中裕介氏に話を聞いた。(語り手:田中裕介)[6/6ページ]

W杯半年後のアジア杯は「非常に難しい…」

サッカー日本代表(エクアドル戦スタメン)
日本代表【写真:田中伸弥】



――そして試合が終わりました。日本は全員がPKを決めて勝利しました。

「全員成功は素晴らしいですね。鈴木選手も1本セービング。勝つにふさわしいプレーをしたと思います」

――試合の総括的な話に移ります。エクアドル相手に新戦力と呼べる選手を試したのは谷村だけ。この森保一監督のマネジメントについてはどう振り返りますか。

「強豪のエクアドル相手という事で、これまでの森保ジャパンの軸と言える選手を多く起用するということは、このインターナショナルマッチウィークの中でも1番意識していたのではないでしょうか。1月のアジアカップを見据え、試すのではなく組織としての集大成を意識して、勝ちにいく采配に見えました。

 その結果、このレベルの強豪相手に苦しみながら勝ちを手にしたという事は自信を深めるという点ではポジティブかと思います。

 付け加えると、新戦力を試す事がポジティブな事もあれば、ネガティブに働く事もあるので、それは対戦相手のレベルであったり、試合の強度であったり、そのあたりはシミュレーションをした上で今日の試合に臨んでいると思います」



――W杯の半年後にアジア杯があるという部分の難しさが指摘されることもあります。田中さんはその点、どのように思いますか?

「そうですね。そこは非常に難しいと思います。日本代表にとって4年に1度のW杯にピークを持っていったので、また半年後にアジア杯を闘うのは、精神的にも難しい部分はあると思います。

 しかし、W杯で目標に届かなかった悔しさをモチベーションにアジア杯のタイトルを獲って森保ジャパンの有終の美を飾ってほしいと思います。

――そういった意味で、W杯からの多くの積み上げは、言葉は悪いかもしれないですがあまり期待できないという意見もあります。今回は森保監督が異例の半年契約ということもあり、そのあたりの考え方も難しいと思います。

「半年後にW杯を闘う訳ではありません。あくまで半年後にアジアを獲るために続投、つまり大きく変える方がリスクであって、今の森保ジャパンのベースはキープして数名調子のいい選手が入ってくるイメージで闘うような気がしています。今回の谷村のような。目の前の目標に対して勝つ確率の高い選手、闘い方を選択していくと思います」

――最後に、11月にはブラジル戦があるなど、まだアジア杯までに時間があります。その間に森保ジャパンに期待すること、よりレベルアップしてほしいことなどがあれば教えてください。

「まずはW杯で敗れたブラジルに対して、どれだけ闘えるか。個の部分でのレベルアップが必要という話は大会後に各選手が話していた課題としてあったので、今回のシリーズで存在感を発揮している瀬古や佐野海舟のパフォーマンス、また軸の上田の代わりとなるストライカーの存在が更に出てくる事を期待したいです」

【語り手:田中裕介】
SHIBUYA CITY FCスポーツダイレクター。サッカー解説者。(Jリーグ、欧州サッカー、FIFAワールドカップ2026など国内外の試合で解説を担当)

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【了】

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