日本代表の伊東純也【写真:Getty Images】
日本代表は10月1日、キリンカップサッカー2026でエクアドル代表と対戦し、0-0のままPK戦に突入し、5-4で勝利した。途中出場した伊東純也は、73分に決定機を迎えながらゴールを奪えず。ワールドカップ南米予選2位のエクアドルと対峙し、その強さを感じた一方、攻撃面では今後に向けた課題も口にした。
「一番のビッグチャンスだった」逃した決定機
エクアドルはワールドカップ南米予選2位と結果を残してきた実力を見せ、日本の攻撃を簡単には許さなかった。
67分からシャドーの位置で途中出場した伊東純也は「前半とかを見ていて、めちゃくちゃいいチームだなと思いましたし、南米予選でめっちゃ結果を出しているだけあるなと思いました」と評価。
「シンプルに裏を狙ってきたり、球際の部分もありましたし、個人技もありましたし、いいチームだなと思います」と相手の印象を語った。
それでも、伊東自身にはゴールへ迫る場面があった。73分、左サイドの中村敬斗からボールを受けてシュートまで持ち込んだが、ボールがやや流れたこともあり、ファーサイドへ放ったシュートは枠を捉えられなかった。
「(中村)敬斗から絶対に出してくれるなと思って、シュートまでのイメージは作っていたんですけど、ちょっとボールが流れちゃって、それでも決められたんですけど、ちょっとディフェンスが気になって、ファーに打ちすぎてしまったという感じですね」
内側にいたディフェンダーが視界に入ったことで、狙いが少し外へずれたという。
「あれを決めていれば、もう終わっていたと思いますし、一番のビッグチャンスだったかなと思います」
試合を決める可能性もあった一撃を逃した。
伊東は、この日シャドーの位置に入り、鈴木淳之介が右ウイングバックに入ったこともあってサイドへ流れながら、中央の間でボールを受ける役割も担った。
「サイドから間で受けて、サイドに流してサイドに行くという形だったと思います」
エクアドルの守備を崩し切れなかった中、伊東は今後に向けて、ボールを奪った後のプレーにも言及した。
「もうちょっと奪った後につないだりっていうのも大事だと思いますし、攻撃でチャンスを多く作るのもそうですし、前からのプレスは何回かいいハマりがあった部分もあると思うので、そういうところは継続してやっていけば、またチャンスが増えるかなと思います」
エクアドルのように守備を固める相手との対戦は、今後のアジアでの戦いでも起こり得る。ただ、伊東は両者の違いを感じ取っていた。
「ちょっとアジアとは戦い方が違うと思いますし、前の個のクオリティも違いますし、後ろもクオリティがありますし、そういうところの差は、やっぱりアジアの中とは違うかなと思います」
エクアドルの個のクオリティを感じた一方で、試合全体を通して日本がどこまで対抗できていたのか。さらに、W杯のブラジル戦のように、そこから一つ抜け出す必要性について問われると、伊東はこう振り返った。
「前半20分ぐらいは相手に圧倒されていたというのはあるんですけど、そこからは五分五分の試合だったと思いますし、相手もチャンスがありましたけど、こっちもありましたし、そこまでやられた感覚はなかったと思います、W杯ほどは」
」
伊東は、エクアドル戦で得た感触と課題を胸に、次戦、タイトルのかかった10月5日のニュージーランド戦に臨む。
(取材・文:竹中愛美)
【関連記事】
元Jリーガーが見たサッカー日本代表対エクアドル「W杯にピークを…」「半年後のアジア杯は…」
日本代表に大迫勇也が必要? 鈴木彩艶のロングキックを“武器”に変える足りないピースとは【西部の目】
サッカー日本代表、エクアドル戦全選手パフォーマンス査定
【了】
