
日本代表、ニュージーランド戦の予想スタメン【写真:Getty Images】
サッカー日本代表は10月5日、キリンカップサッカー2026決勝でニュージーランド代表と対戦する。森保一監督は前日会見で、大幅なメンバー変更を行わない方針を示した。4連戦の締めくくりに、限りなくベストメンバーに近い人選で臨む可能性が高い。スタメンを予想する。※各種スタッツはデータサイト『Sofascore』を参照。[2/6ページ]
CB:瀬古歩夢(せこ・あゆむ)

日本代表DF瀬古歩夢【写真:Getty Images】
生年月日:2000年6月7日(26歳)
所属クラブ:ル・アーヴル(フランス)
今季リーグ戦成績:5試合0得点
日本代表通算成績:19試合0得点
今シリーズの3試合すべてに先発した唯一の選手が瀬古歩夢だ。ウルグアイ戦ではクリア7回を記録し、終盤には決定的なピンチをカバーリングで阻止。ベネズエラ戦ではパス68本をすべて成功させ、攻守で継続して存在感を示している。
エクアドル戦でもフル出場し、無失点に貢献した。相手の動きに対応しながら、ボールを持てば落ち着いて展開。先発を大幅に入れ替えてきたチームの中で、瀬古は最終ラインの安定感を保つ役割を担ってきた。
今回の予想では3バックの右に置く。エクアドル戦の最終ラインが今シリーズのベストな最終ラインと言えるだろう。板倉滉、伊藤洋輝との連係を生かし、横の誰かが前へ出た際には背後を管理する。3試合連続先発による負担には配慮が必要だが、ここまで積み上げたバランス感は大きな強みになる。
ワントップに入ると見られるクリス・ウッドは、2024/25シーズンのプレミアリーグ36試合で20得点3アシストをあげる驚異的な活躍を見せたが、瀬古もここまでの3連戦でワールドクラスの選手たちと互角以上に渡り合ってきた。
エクアドル代表の左ウイングを務めたニルソン・アングロはサンダーランドで10番を背負うタレントだが、ほぼ完封だった。
セットプレーでは相手の高さを警戒しつつ、ボールとマークの両方を捉えたい。今シリーズ屈指の完成度を誇るセンターバックは、最終戦でも輝けるか。良い形でニュージーランド戦を終えられれば、いよいよレギュラー確保も見えてくる。
CB:板倉滉(いたくら・こう)

日本代表DF板倉滉【写真:Getty Images】
生年月日:1997年1月27日(29歳)
所属クラブ:ボルシアMG(ドイツ)
今季リーグ戦成績:4試合0得点
日本代表通算成績:44試合2得点
ウルグアイ戦の前半に左足首を痛め、ベネズエラ戦を欠場した板倉滉。それでもエクアドル戦では先発に復帰し、90分間プレーして無失点に貢献した。負傷後に実戦を戦い切ったことは、ニュージーランド戦へ向けた好材料になる。
ウルグアイ戦ではパス38本中35本を成功させ、ボール回収も5回を記録。復帰したエクアドル戦では、相手FWへの厳しい対応とカバーリングで守備を支えた。ボルシアMGではチームとともに苦しい序盤戦を過ごしているが、代表では最終ラインをまとめる働きを見せている。
今回もエクアドル戦と同じ3バックの真ん中での先発を予想する。右に入ると見られる瀬古歩夢や、左の伊藤洋輝と距離を保ち、サイドへ流れた際も中央への進路を空けないことが重要だ。
ニュージーランドのワントップに入るのが濃厚なクリス・ウッドとの対戦は、東京五輪で経験済みだ。前日会見では、森保一監督は当時の板倉が対応で後手に回った場面に触れ、年月を経た成長を示してほしいと期待を寄せている。
ウッドは中央で待つだけでなく、サイドへ流れてボールを収めることもできる。ただし、ウッドへ意識を向けすぎれば、周囲の選手にスペースを与える。相手の起点を抑えながら、背後やこぼれ球にも備える。
足首の負傷はエクアドル戦を見る限り問題なさそうだが、ウッドの対応は容易ではない。だが、センターバックの統率役として、約2週間におよんだ4連戦のラストマッチに臨む。
CB:伊藤洋輝(いとう・ひろき)

日本代表DF伊藤洋輝【写真:Getty Images】
生年月日:1999年5月12日(27歳)
所属クラブ:バイエルン(ドイツ)
今季リーグ戦成績:出場なし
日本代表通算成績:31試合1得点
バイエルン・ミュンヘンでは今季リーグ戦の出場がない伊藤洋輝だが、今回の代表活動では3試合すべてに出場している。ウルグアイ戦とエクアドル戦はフル出場し、ベネズエラ戦も途中から最終ラインを支えた。実戦を重ねながら状態を整えるシリーズになっている。
ウルグアイ戦ではクリア7回を記録した一方、デュエルは7回中2勝。相手への寄せや競り合いには課題が残った。それでもエクアドル戦では対人守備に加えて攻撃参加も見せ、無失点に貢献。PK戦では3人目のキッカーとして成功した。
今回は左センターバックで、中村敬斗との縦関係を継続する予想だ。中村が高い位置で仕掛けられるよう、後方からパスを届ける。攻撃が止まった際には受け直すポジションを取り、左足の縦パスや対角への展開で相手の守備を動かしたい。
左シャドーには前田大然を置く予想。前田が背後へ走ることで、伊藤には前線へ直接届ける選択肢が生まれる。足元へのパスだけでなく、相手の最終ラインを越えるボールを使い分けられれば、左サイドからの攻撃に変化を加えられる。
守備では、ニュージーランドの右サイドに入る選手の突破や、クリス・ウッドが日本の左側へ流れる動きに注意が必要だ。中村と誰に寄せるかを共有し、クロスを簡単に上げさせないことが求められる。レフティーのチャンスメイカー、イライジャー・ジャストにも注意が必要だ。10月1日のパナマ戦では左に入ったが、右でプレーすることも可能で、カットインからシュートを狙ってくる。
エクアドル戦で示した対人守備を再現しながら、配球でも違いを作れるか。攻守の両面で連戦の成果を示したい。