
日本代表、ニュージーランド戦の予想スタメン【写真:Getty Images】
サッカー日本代表は10月5日、キリンカップサッカー2026決勝でニュージーランド代表と対戦する。森保一監督は前日会見で、大幅なメンバー変更を行わない方針を示した。4連戦の締めくくりに、限りなくベストメンバーに近い人選で臨む可能性が高い。スタメンを予想する。※各種スタッツはデータサイト『Sofascore』を参照。[5/6ページ]
ST:久保建英(くぼ・たけふさ)

【写真:Getty Images】
生年月日:2001年6月4日(25歳)
所属クラブ:レアル・ソシエダ(スペイン)
今季リーグ戦成績:5試合0得点
日本代表通算成績:53試合7得点
ウルグアイ戦とベネズエラ戦では途中出場から攻撃を活性化した久保建英。エクアドル戦では今シリーズ初めて先発し、立ち上がりからターンやワンタッチのパスで相手の守備を動かした。右ウイングバックの堂安律との連係も、継続して好機につながっている。
ウルグアイ戦ではスルーパスで決定機を演出し、ベネズエラ戦では終了間際にPKを獲得。上田綺世の決勝点につなげた。エクアドル戦では得点に結びつかなかったものの、この連戦でアタッカーとして不世出な存在であるとあらためて示した。
ニュージーランド戦は右シャドーで続けて先発すると予想する。堂安との位置関係を生かし、内側で受けるだけでなく、必要に応じて外へ流れてボールを引き出したい。ワントップに上田がいれば、短いパス交換からゴール前へ入る形も作れる。
左シャドーには前田大然を予想する。足元で受けたい選手ばかりにならず、前田が背後へ走ることで、久保にはパスの選択肢が増える。相手DFが走りに反応して下がれば、久保自身が前を向くスペースも生まれるだろう。
ニュージーランドの中盤と最終ラインの間で、どれだけ自由に受けられるか。マルコ・スタメニッチらが前へ寄せた後のスペースを使い、相手が戻る前に次のプレーへ移りたい。
東京五輪ではニュージーランドとの準々決勝に出場したが、120分で得点を奪えなかった。今回は5年間で積み上げた経験を生かし、好機創出をゴールへ結びつけたいところ。長い代表ウィークの最後に、攻撃の中心として勝利を導けるか。
ST:前田大然(まえだ・だいぜん)

日本代表FW前田大然【写真:Getty Images】
生年月日:1997年10月20日(28歳)
所属クラブ:イプスウィッチ(イングランド)
今季リーグ戦成績:5試合0得点
日本代表通算成績:32試合5得点
ウルグアイ戦では1トップで先発した前田大然。前線から相手を追い、デュエル7回中4勝、ボール回収4回を記録した。一方、シュートはなく、ゴール前で持ち味を発揮する機会は限られた。
ベネズエラ戦は出場せず、エクアドル戦では79分から投入された。短い時間でも前線から追い続け、相手の組み立てに圧力をかけた。PK戦では最後の5人目を任され、落ち着いて成功。日本のキリンカップ2026決勝進出を決めるキックになった。
今回はウルグアイ戦以来、今シリーズ2度目の先発を予想する。位置は1トップではなく左シャドー。中央に上田綺世を置くことで、前田がボールを収める役割をすべて担う必要はなくなり、背後への走力を生かしやすくなる。
上田が下がってパスを受けた際に、その先へ抜け出す。左ウイングバックでの起用が濃厚な中村敬斗がボールを持てば、相手SBとCBの間を狙える。久保建英や鎌田大地が前を向いた瞬間に走り始められれば、得意のスピードを攻撃の武器にできる。
ニュージーランドの最終ラインには、タイラー・ビンドンやマイケル・ボクソールがいる。ボクソールは現在38歳。年齢だけで走力の優位は決められないが、相手が前へ出るタイミングや、身体の向きを変える瞬間を狙う動きは有効だ。
今夏に加入したイプスウィッチでも得点はまだない。プレスによる貢献を続けながら、今回は自らシュートを打つ場面を増やせるか。前線の守備とゴールへの積極性を両立し、先発起用を狙いたい。
CF:上田綺世(うえだ・あやせ)

【写真:Getty Images】
生年月日:1998年8月28日(28歳)
所属クラブ:リール(フランス)
今季リーグ戦成績:3試合2得点(リーグ・アン)/4試合3得点(エールディヴィジ)
日本代表通算成績:46試合21得点
3試合すべて途中出場ながら、計116分で3得点1アシストを記録している上田綺世。ウルグアイ戦では終盤に1得点1アシスト、ベネズエラ戦では同点弾と決勝点となるPKを決めた。前線の中心として結果を残しており、連戦最後のニュージーランド戦では今シリーズ初の先発を予想する。
エクアドル戦は後半開始から入り、ボールを収める働きを見せたものの、得点には至らなかった。それでもPK戦では1人目として成功し、その後に続く味方へつないだ。今回は立ち上がりから攻撃を支え、流れの中でゴールを狙いたい。
右シャドーの久保建英とはここまで3試合で共演している。久保が足元で受ければ背後を狙い、自ら下がって収めれば久保が前へ入る。ベネズエラ戦では久保のPK獲得を得点につなげたが、ニュージーランド戦ではパス交換から相手を崩す形も見せたい。
左シャドーには前田大然を置く予想だ。上田が相手CBを引きつけ、その周囲へ前田が走ることで、守備の対応を分散させられる。異なる持ち味を組み合わせ、中央から好機を作れるか。
チャールトンに所属するタイラー・ビンドンは、今季の英チャンピオンシップで空中戦勝率73%を記録している。マイケル・ボクソールも経験が豊富で、単調なクロスだけでは攻め切れない可能性がある。サイドに流れて起点を作り、相手の視線から外れる必要もありそうだ。
東京五輪でもニュージーランドと対戦した上田にとって、成長を示す機会になる。得点だけでなく、周囲を生かすプレーでも攻撃をけん引し、最後は自身のゴールでタイトルへ導きたい。