
日本代表GK鈴木彩艶【写真:編集部】
日本代表は10月4日、キリンカップサッカー2026決勝のニュージーランド戦に向けて、国立競技場で最終調整を行った。エクアドル戦でPKストップを含む無失点勝利に貢献したGK鈴木彩艶は、ニュージーランドの攻撃の起点となるFWクリス・ウッドを警戒。空中戦だけでなく、セカンドボールへの対応もポイントに挙げた。
「こういった小さな積み重ねがアジアカップにつながってくる」
10月5日、決勝で対峙するニュージーランドには、プレミアリーグ通算92得点の実績を誇る191センチのFWクリス・ウッドがいる。ウッドとは、鈴木が所属するアストン・ビラとフォレストの試合でも対戦経験がある。ただ、その試合ではウッドが終盤からの出場だったため、直接対峙する機会はなかった。
「南米ではないチームとの対戦になりますけど、相手の特徴的に背の高い選手がいる。ウッド選手を含めてかなり背の高い選手が多くて、彼を起点に攻撃を組み立ててくるチームなので、そこを警戒して臨みたいなと思います」
ニュージーランドがウッドを起点にロングボールを送り込んでくることを想定し、鈴木は具体的な対応を口にする。
「本当に起点になれるので、彼が相手チームの特徴というか、どこからでも彼に放り込んできて、彼がポストプレーであったりとか、競り合いでセカンドボールを拾って攻撃をしてくるところがあるので、そこの1発目の管理であったり、セカンドボールに対する準備は、しっかりしたいなと思います」
エクアドル戦では無失点に抑え、PK戦でもセーブを記録した。個人的なテーマについては「変わらないですね。まず守備でゼロに抑えることが大事」とし、空中戦など相手の特徴を踏まえながら「自分がしっかりとパフォーマンスを発揮しなければいけない場面が多くなる」と見据えた。
一方で、鈴木の役割はゴールを守ることだけではない。エクアドル戦でも正確なロングフィードから攻撃の起点となる場面を作った。相手が前からプレッシャーをかけてくるのか、引いて構えるのかによって、ボールの出しどころも変わってくるという。
「相手がどう来るかですかね。前から来るのか、引いてくるのか、僕にプレッシャーをかけてくるのか、来ないのかで、空いてくるスペースが変わってくると思うので。ゲームが始まってみて、どう来るかというところは自分で見ながら、チームとしてやっていきたいなと思います」
前線の選手についても、上田綺世のようにフィードのターゲットになれる選手、背後へ抜け出す選手、落ちてくる選手と、それぞれの特徴を理解している。
「一つに固執するんじゃなくて、使い分けることで結構相手の脅威になるなというのは感じている部分があるので、そこは相手の動きを見ながらプレーしていきたいなと思います」
守備ではウッドを起点とした攻撃を警戒し、攻撃では相手の出方を見ながら選択肢を使い分ける。GKから始まる攻守両面での役割を担いながら、鈴木はキリンカップのタイトル獲得を目指す。
「大きな大会ではないですけど、こういった小さいところからタイトルを取ることにトライすることが大事だと思いますし、こういった小さな積み重ねがアジアカップだったりにつながってくると思うので、しっかりと勝ち切って優勝しきるというところは今回のシリーズでは意識している部分なので、結果を出したいなと思います」
(取材・文:竹中愛美)
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