フットボールチャンネル

J1 2026.10.13 12:19

「チームとして自信がない証拠」ジェフ千葉、またも土壇場で失点。先制弾の安井拓也が語った課題【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也 フリーライター photo by Getty Images
安井拓也  ジェフ千葉
ジェフユナイテッド千葉でプレーする安井拓也【写真:Getty Images】



 今季リーグ戦初先発となった安井拓也が、10月11日のV・ファーレン長崎戦で鮮やかな直接フリーキックから先制点を奪い、中盤でも躍動した。だが、試合終了間際に追いつかれ、ジェフユナイテッド千葉のリーグ2勝目は手のひらからこぼれ落ちた。「勝ってこそ評価されるべき」と語る安井は、自身のプレーに手応えを感じながらも、勝利につなげられなかったことを悔やんだ。勝ち切れない千葉に何が足りないのか。安井の言葉からは、チームが抱える「自信」の問題が浮かび上がる。(取材・文:石田達也)[2/2ページ]

「そこからがスタートなのかなと」

ジェフユナイテッド千葉のゴール裏
選手を鼓舞するジェフ千葉のサポーター【写真:Getty Images】


「2点目、3点目を取るチャンスがあったなかで、とどめを刺せなかったことが全て。(シュートを)止められてしまう、外し続けると、長崎側としてもどこかで1本取ればいけるというメンタル面になったと思います。

 そこを守りきれなかったのが今のチームの実力。優位に自分たちが試合を進めることができなかったことが、今日の試合結果になったと思います」

 目に見える結果を出したが、チームに勝利をもってこられなかった。

 この日、誰よりも悔しさを感じていた安井に、自身に対する評価を聞くと、一瞬だけ考えたあと、こう話した。

「それは個人的には分からない。ただ勝ちに持ってこられていないっていうのも事実ですし、自分的には、まだまだだなと思う。勝ってこそ評価されるべきだと思いますし、そこからがスタートなのかなと僕は思っています」

その口調は、そのまま熱を帯びた。

「どこかでやられるっていう雰囲気が出ているなら、それはチームとして自信がない証拠というか、あの状況で勝たなければいけないなと感じていますが、それ以上にもっと楽な試合にできたと思います。

 メンタルと言うか、どれだけ自信を持ってやれるかで、それを自分が体現できればいい。個人的にも、あまり出場機会がない選手と言うか、(出場への)チャンスがなかったとしても、全員普通にできているのを見せたかった。

 1つ結果になって良かったとも思うし、それをチームの勝ちに繋げられなかったのは悔しいなって思います」

 一見、厳しい自己評価にも聞こえるが、裏を返せば『まだまだやれる』という自分とチームへの期待でもある。

 ここから上昇気流に乗っていくためにも、自らの活躍でチームを勝たせる姿を見せてくれるに違いない。

(取材・文:石田達也)

【著者プロフィール:石田達也 フリーライター】
千葉県出身。浦和や千葉を中心にJリーグやアマチュアスポーツまで幅広く取材。サッカー専門誌、地域情報誌などにも多数寄稿。「職業サッカークラブ社長」(ベースボール・マガジン社)などの書籍編集を担当。「浦和ACL戦紀」(ELGOLAZO BOOKS)共著がある。

【関連記事】
ジェフ千葉、日高大は3ヵ月で変わった。「J1と自分の距離感」を測れずにいた過去。今は「そうじゃないから」【コラム】
【英国人の視点】ジェフ千葉が痛感するJ1での差「まずはその数字だけ目指して」「すべてがスカウティングどおりに進むわけではない」
「めっちゃ凄いなと」天笠泰輝がジェフ千葉で「プレーしたい」と思った理由。実は昨年から、ずっと意識していた【コラム】



『フットボールチャンネル』でサッカー最新情報を見よう!
いち早くチェックしたい方は下記リンクから↓↓




【了】

1 2

KANZENからのお知らせ

scroll top