
【写真:Getty Images】
欧州各国のリーグ戦が開幕してから約1カ月が経過した。まだ序盤戦ではあるものの、開幕から好調を維持するクラブと、そうでないクラブとの差が表れ始めている。なかには、悪い意味で前評判を覆してしまったクラブも存在する。今回は、スタートダッシュに失敗した欧州の5クラブをピックアップして紹介する。(成績は10月19日時点)[3/5ページ]
マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)

マンチェスター・ユナイテッドMFブルーノ・フェルナンデス【写真:Getty Images】
監督:マイケル・キャリック
26/27シーズンリーグ成績:1勝3分2敗(13位)
【長期プラン遂行中?】
昨季、マイケル・キャリック暫定監督の下でプレミアリーグ3位に入ったマンチェスター・ユナイテッド。しかし、キャリックを正式監督に招聘した今季は、不調に悩まされている。
『The Telegraph』などの報道によると、マンチェスター・ユナイテッドは2028年頃のプレミアリーグ優勝を目標に補強計画を立てているという。昨夏は前線、今夏は中盤、来夏は最終ラインを中心に選手を獲得するプランがあるようだ。
この計画に沿って、今夏はユーリ・ティーレマンス、アンドレイ・サントス、カルロス・バレバの3人を獲得した。
しかし、ティーレマンスとサントスはプレースタイルが大きく異なることもあり、昨季限りで退団したカゼミーロの穴を埋めるには至っていない。代表ウィーク明けに負傷から復帰したバレバがチームに適応できなければ、難しいシーズンを過ごすことになりそうだ。
また、昨季以前からの課題だった選手層の薄さも、今夏の補強では解消されていない。特に最終ラインの人員不足は、1週間に2試合をこなす過密日程の中で顕在化している。
さらに、チームの中心であるブルーノ・フェルナンデスの不調も大きな問題だ。第2節のイプスウィッチ・タウン戦では3ゴール1アシストを記録したものの、それ以外の試合では得点に絡めていない。
彼を軸とするカウンターの威力は影を潜め、キャリック監督の経験不足が表れた先発メンバーの配置や交代策の失敗も重なっている。
【選手からもクレーム…】
0-2で敗れたアトレティコ・マドリードとのCLの試合後には、フラストレーションを募らせたリサンドロ・マルティネスが、フロントを批判する形で補強の不足を訴えた。
後に謝罪したものの、選手側からこうした発言が出ること自体、チームが苦しい時期を過ごしている証左と言えるだろう。