
【写真:Getty Images】
欧州各国のリーグ戦が開幕してから約1カ月が経過した。まだ序盤戦ではあるものの、開幕から好調を維持するクラブと、そうでないクラブとの差が表れ始めている。なかには、悪い意味で前評判を覆してしまったクラブも存在する。今回は、スタートダッシュに失敗した欧州の5クラブをピックアップして紹介する。(成績は10月19日時点)[5/5ページ]
アストン・ヴィラ(イングランド)

アストン・ヴィラMFヨハン・マンザンビ【写真:Getty Images】
監督:ウナイ・エメリ
26/27シーズンリーグ成績:2勝2分3敗(12位)
【新戦力の適応が…】
昨季UEFAヨーロッパリーグを制したアストン・ヴィラが、2シーズン連続でスタートダッシュに失敗した。開幕から3試合連続で無得点に終わり、プレミアリーグ第5節のトッテナム・ホットスパー戦でようやくリーグ戦初勝利を挙げた。
開幕から不調が続いた理由は明確だ。今夏、プレミアリーグで平均年齢が最も高いチームの一つだったこともあり、主力選手の放出を決断。オリー・ワトキンス、エズリ・コンサ、モーガン・ロジャーズ、エミリアーノ・マルティネスら、近年の躍進を支えてきた選手たちがチームを去った。
彼らの売却で得た資金を活用し、鈴木彩艶やヨハン・マンザンビ、ニコラス・ジャクソン、イブラヒム・エンバイェら、将来性豊かな選手を多数獲得した。しかし、補強が移籍市場の最終盤に集中したため、新加入選手がプレシーズン中に適応を進める時間を十分に確保できないまま、開幕を迎えることになった。
【復活の兆しは…】
ブライトンとの開幕戦では、当時チームに所属していた3人のストライカーが負傷などの理由で出場できず、0-4の大敗を喫した。それでも、第2節のアーセナル戦以降は試合内容に大幅な改善が見られている。
特に、ジャクソンとマンザンビを起用できるようになった第5節のトッテナム戦以降は、内容の改善が明らかだ。実際、直近の公式戦6試合では4勝1分1敗と、チームの調子は上向いている。
昨季も開幕ダッシュに失敗し、公式戦6試合で勝利を挙げられなかった。それでも、最終的にはプレミアリーグ4位でシーズンを終え、EL優勝も成し遂げている。今季もウナイ・エメリ監督の下で立て直しを図り、再び本来の力を取り戻せるだろうか。
【著者プロフィール:編集部】
国内外のサッカーを専門に取材・執筆・企画する編集チーム。戦術分析、ニュース報道、コラム制作からデータリサーチまで、各分野のスペシャリストが在籍しており、欧州主要リーグ、サッカー日本代表、Jリーグはもちろん、女子サッカーや育成年代まで幅広いテーマをカバーする。現地取材で得たリアルや、データを活用したユニークなコンテンツなど、読者に“今、本当に知るべきサッカー情報”を届けることを使命とし、読者に寄り添い、サッカーをより深く、より立体的に楽しめるコンテンツづくりを目指している。
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