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フォーカス 2026.10.21 06:00

貰いすぎている? 給料が高いのに活躍できていない欧州日本人5人

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images
給料が高いのに活躍できていない欧州日本人5人
貰いすぎている? 給料が高いのに活躍できていない欧州日本人5人【写真:Getty Images】


 欧州でプレーする日本人選手の年俸は年々上がり、いまや5億円を超える選手も珍しくない。一方で、負傷や序列低下によって、その額面に見合う働きができていない選手もいる。今回はデータサイト『Capology』の推定年俸をもとに、2026/27シーズン序盤戦で高年俸に見合う活躍ができていない5人をピックアップ。現地メディアの報道などから、その実情を探った。*成績は10月18日時点のもの。[2/5ページ]

MF:久保建英(くぼ・たけふさ)

レアル・ソシエダMF久保建英
レアル・ソシエダMF久保建英【写真:Getty Images】


年俸:542万ユーロ(約9.76億円)
所属チーム:レアル・ソシエダ(スペイン)
2026/27シーズンリーグ成績:6試合1得点

【公式戦6試合連続でベンチスタート】

 2029年までレアル・ソシエダと契約を結ぶ久保建英は、今季序盤、先発の座を失い、出場機会が減少した。ペッレグリーノ・マタラッツォ監督は9月6日の会見で「試合後にタケと良い話し合いをした」と明かす一方、「彼自身もわかっているが、最高の状態にはない」と認めていた。

 以降も出場機会は増えず、9月7日のラ・リーガエルチェ戦から10月15日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)ユニオン・サン=ジロワーズ戦まで、公式戦6試合連続でベンチスタートとなった。

 久保がこれまで担ってきた右サイドではジョブ・オチエングがエルチェ戦で1得点2アシストを記録するなど台頭し、MFを生業とするアルセン・ザハリャンはデポルティーボ戦で最前線で先発してゴールを挙げた。

 スペインメディア『Fichajes.net』は9月26日、久保が放出候補になっていると報道。クラブが公式に売却方針を示したわけではないとも説明しているが、逆境。

 契約解除金6000万ユーロ(約108億円)に対し、データサイト『Transfermarkt』が6月5日時点で算出した市場価値は2000万ユーロ(約36億円)にとどまっている。



【1得点1アシストで反撃の狼煙】

 昨季のラ・リーガでは24試合(先発17試合)に出場し、1508分で2ゴール4アシストを記録した。2023/24、2024/25シーズンはいずれも公式戦7ゴールを挙げており、昨季の得点数はそれ以前の水準を大きく下回った。負傷によって出場機会が限られた影響も考慮する必要があるが、昨季終盤から得点に絡めない傾向は見えていた。

 そんななか、10月18日の第9節マラガ戦で7試合ぶりに先発すると、開始3分に右サイドから切り込んで左足で先制ゴール。2025年12月20日のレバンテ戦以来、302日ぶりの得点だった。

 さらに59分にはミケル・オヤルサバルのゴールもアシストし、5-2の快勝に貢献。スペインメディア『エル・デスマルケ』は「ペナルティエリア手前から見事なゴールで先制した」とチームトップタイの9点をつけ、マタラッツォ監督も「彼のゴールは素晴らしい。今日は自分に何ができるかを示してくれた」と称えた。

 それでも、今季のリーグ戦は6試合(先発4試合)、294分の出場で1ゴール1アシスト。チームが戦った9試合のうち、ピッチに立っていたのは約36%にすぎない。

 データサイト『Sofascore』によれば、90分あたりのキーパス数は昨季の1.97本から1.22本に、シュート数も1.67本から0.92本に減った。ドリブル成功率は69.2%(13回中9回成功)と持ち味を示している一方、得点機に関与する頻度は昨季を下回っている。

 もっとも、マラガ戦での1得点1アシストは復調への大きな一歩だ。推定年俸約9.8億円に見合う存在感を取り戻せるかどうか。その鍵を握るのは、この活躍をきっかけに先発の座を奪い返し、継続的に結果を残せるかどうかだ。

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