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フォーカス 2026.10.21 06:00

貰いすぎている? 給料が高いのに活躍できていない欧州日本人5人

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images
給料が高いのに活躍できていない欧州日本人5人
貰いすぎている? 給料が高いのに活躍できていない欧州日本人5人【写真:Getty Images】


 欧州でプレーする日本人選手の年俸は年々上がり、いまや5億円を超える選手も珍しくない。一方で、負傷や序列低下によって、その額面に見合う働きができていない選手もいる。今回はデータサイト『Capology』の推定年俸をもとに、2026/27シーズン序盤戦で高年俸に見合う活躍ができていない5人をピックアップ。現地メディアの報道などから、その実情を探った。*成績は10月18日時点のもの。[3/5ページ]

DF:板倉滉(いたくら・こう)

板倉滉 ボルシアMG
ボルシアMGでプレーする板倉滉【写真:Getty Images】


年俸:415万ユーロ(約7.47億円)
所属チーム:ボルシアMG(ドイツ)
2026/27シーズンリーグ成績:4試合0得点

【古巣復帰も守備崩壊の渦中に】

 2025年夏に移籍金1050万ユーロ(約18.9億円)でアヤックスへ移籍した板倉滉は、わずか1年でボルシアMGへ復帰した。8月20日に2030年までの契約で復帰することが発表され、移籍金はドイツメディア『Sky Sport』によると350万ユーロ(約6.3億円)だった。

 ニコ・エルヴェディの退団で空いたセンターバック(CB)の穴を埋める存在として期待されていた。

 しかし、チームは開幕6連敗で勝ち点「0」の最下位に沈んでいる。板倉はリーグ開幕から4試合すべてに先発したが、その4試合でチームが喫した失点は計16(0-3、3-4、0-5、3-4)。マインツ戦の4失点目は板倉の交代後に生まれたものの、期待された守備の立て直しにはつながらなかった。

 地元メディア『Gladbach Live』は、第4節マインツ戦(3-4)の板倉に「5」(ドイツ式の採点で1が最高、6が最低)をつけ、「(シェラルド・)ベッカーにフリーでヘディングを許した。マークの受け渡しがまったく合っていなかった」と指摘。さらに「依然として本来の調子には程遠い」と酷評した。



【デュエル勝率40.9%、昨季から急落】

 データサイト『Sofascore』によると、板倉の今季のデュエル勝率は40.9%(空中戦44.4%、地上戦38.5%)。守備陣でただ1人、リーグ全6試合にフル出場しているケヴィン・ディクスの67.4%(空中戦70.4%、地上戦62.5%)を大きく下回る。

 失点につながるミスも1回記録しており、ディクスの0回とは対照的だ。昨季、アヤックスでプレーしたエールディビジ18試合ではデュエル勝率61.2%、空中戦勝率71.1%を記録しており、数字の落ち込みは際立つ。

 さらに、日本代表活動中に左中殿筋の筋線維を断裂。ドイツメディア『Gladbach Total』は「珍しい診断」と伝え、アレクサンダー・ブレシン監督も「コウ(板倉)はおそらくもう少し時間がかかる」と語った。板倉は10月のケルン戦とホッフェンハイム戦を欠場し、復調への足がかりをつかめない状況が続いている。

 推定年俸415万ユーロ(約7.47億円)は、同クラブに所属する日本人4人のなかで最も高く、町野修斗の226万ユーロ(約4.06億円)、橋岡大樹の66万ユーロ(約1.18億円)、宇野禅斗の57万ユーロ(約1.02億円)を上回る。

 昨季から大きく落ち込んだデュエル勝率に加え、負傷離脱も重なり、その高額年俸に見合う働きを見せられているかに疑問符が付く。最下位からの巻き返しに向け、守備の柱として期待された板倉の復調が待たれる。

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