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サウジアラビアでアジアカップ開催は困難か…外務省が8州を渡航中止勧告に引き上げ

text by 編集部 photo by Getty Images

サッカー日本代表 森保一監督
サッカー日本代表 森保一監督【写真:田中伸弥】



 来年1月にサウジアラビアで開幕する予定のAFCアジアカップ2027は、無事に開催できるのだろうか。イエメンのホーシー派による攻撃が続くなか、外務省は22日、サウジアラビアの危険情報を更新。首都リヤドやマッカ、マディーナなど8州の危険レベルをレベル3(渡航中止勧告)に引き上げた。



外務省がサウジアラビア8州を渡航中止勧告に引き上げ

 外務省によると、今回の引き上げの背景には、ホーシー派による攻撃の継続と激化がある。サウジアラビア主導連合軍は、10月7日以降の攻撃によってリヤドの空港で計17人が死亡、333人が負傷し、アブハー空港でも計3人が死亡、28人が負傷したと発表。さらに、22日には東部州の国際空港や石油施設への攻撃で計3人が死亡、10人が負傷したとサウジ当局が明らかにしている。

 危険レベルが引き上げられたのは、リヤド州、東部州、マッカ州、マディーナ州、ナジュラーン州、アシール州、ジャーザーン州、バーハ州の8州。外務省は、南部のナジュラーン州、アシール州、ジャーザーン州、バーハ州については、目的を問わず渡航を止めるよう求めている。

 アジアカップ2027は、2027年1月7日から2月5日まで開催される予定で、リヤド、ジッダ、アル・コバールの3都市が会場となる。大会を主催するアジアサッカー連盟(AFC)は9月29日、開幕まで100日となったことを受け、サウジアラビアサッカー連盟と大会組織委員会が準備を計画段階から運営実施段階へ移行させたと発表していた。


 一方、ホーシー派による攻撃を受け、開催への懸念も強まっている。AFCのサルマン・ビン・イブラヒム・アル・ハリファ会長は、情勢次第では大会を2028年に延期する可能性にも言及。大会組織委員会は準備を予定どおり進めていると説明しているものの、安全面への懸念が解消されたわけではない。

 現時点で大会の延期や中止は決まっていない。ただ、開催地の空港や重要インフラへの攻撃が報告され、外務省が広い地域に渡航中止勧告を出す事態となったことで、今後の情勢が大会運営に影響を及ぼす可能性もある。来年1月の開幕に向け、AFCとサウジアラビア側がどのような判断を下すのか、動向が注目される。

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【了】

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