
鹿島アントラーズの守護神・早川友基【写真:Getty Images】
守備に改善の兆しが見えている。それでも、勝ち切れない。鹿島アントラーズは21日の京都サンガF.C.戦で、後半アディショナルタイムに逆転しながら、直後に追いつかれて2-2で引き分けた。開幕8試合で16失点を喫した昨季王者は、直前の公式戦3試合を無失点で終えていた。相手にシュートを打たせないために何が変わり、勝利をつかむために何が足りないのか。22日のオンライン取材でGK早川友基と鬼木達監督が語った言葉から、鹿島の現在地を考える。(取材・文:川崎ゆうき)[2/2ページ]
勝ち切る力を取り戻せるか。柏戦で問われるもの

鹿島アントラーズを率いる鬼木達監督【写真:Getty Images】
24日、鹿島はホームで柏レイソルと対戦する。 昨季の柏戦では、2点のリードを追いつかれながら、90+4分に松村が決勝点を挙げて3-2で勝利した。優勝争いの中で勝ち点3を引き寄せた、象徴的な一戦だった。
一方、今季は川崎戦と京都戦で、その土壇場に勝ち点を失っている。
次戦の柏は攻撃力のある相手だ。鬼木監督は「受けに回らずに戦いたい」と語り、早川も「自分たちがボールを握る時間をどれだけ増やせるか」が重要だと強調した。
早川は「(自分たちが)やるサッカーは変わらない」としたうえで、「積み上げていく部分とプラスアルファで、やっぱりゴールに直結するプレーや決定機を増やしたい」とも語っている。
守備を固めて耐えるだけではない。自分たちが主導権を握り、相手の攻撃機会を減らしながら、勝利に必要なゴールを奪う。
鬼木監督は京都戦後も声援を送り続けたサポーターに触れ、「ホームゲームでしっかりと勝ち点3を取りたい」と誓った。
開幕当初の失点の多さから抜け出す兆しは見えている。次に必要なのは、その改善を90分間の結果につなげることだ。「大事なゲームだっていうのは全員が認識している」と鬼木監督が語るように、柏との上位対決は鹿島の進歩を測る上でも重要だ。
(取材・文:川崎ゆうき)
【著者プロフィール:川﨑ゆうき】
都内のラジオ局で番組制作に従事した後、ライターへ転身した。イギリス系音楽メディアのチーフ・エディターを歴任し、現在は様々な媒体に寄稿する。ロシア語能力検定と審判ライセンスは3級。
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