
山本昌邦技術委員長【写真:編集部】
日本サッカー協会(JFA)は10月30日、東京都内で技術委員会を開催した。終了後、山本昌邦技術委員長が報道陣に向けてブリーフィングを実施。開催地サウジアラビアの情勢悪化により、来年1月の開催が不透明となっているAFCアジアカップについて、現時点での準備状況や開催可否の判断時期、森保一監督の任期への影響について語った。
開催を前提に準備も、判断の遅れに懸念
2027年1月に開幕予定のアジアカップは、開催国サウジアラビアの情勢悪化を受け、延期の可能性が浮上している。開催可否については11月19日にタイで行われるアジアサッカー連盟(AFC)の理事会で判断される見通しだ。
山本昌邦技術委員長は、日本代表の大会参加について技術委員会では議論していないと説明。開催可否の判断時期については「12月に入ってくると、逆算していくと、さまざまな選手のコンディションとか、準備とか、チームを預かる身としては、そのぐらい前には決定していただいて、準備を進めたい」と語った。
一方、現時点では大会開催を前提に準備を進めているという。
「我々としてはチームを預かるので、現時点ではもう開催されるというところで、最大限の準備をしていくのは我々の仕事だと思っています。開催されないことを考えるのではなく、開催されるという前提で、隙なくしっかりと準備をしていくことが大事なことかなと思います」
現地での準備については、事前視察や食材の確保、宿泊施設との調整などを挙げ、「現地に行けるのはベターだと思っています。当然その計画も事前にしてました」と説明した。
その上で「1か月を切った中で、それがまだ方向性が見えてこないと、かなり難しい準備になるかと思う」と述べ、大会まで残り1か月を切る段階が、準備面での重要な期限になるとの認識を示した。
また、AFCが予定通りの開催を決めた場合でも、外務省の渡航危険情報などを踏まえ、日本代表を派遣するかどうかはJFAとして最終判断する考えを示した。
アジアカップまで指揮を執る予定の森保一監督についても質問が及んだ。大会が延期された場合の任期について、山本技術委員長は「何も決まっていない」と説明。技術委員会でも議論していないことを明かした。
開催の行方が不透明な中でも、山本技術委員長は大会が予定通り実施されることを前提に、準備を進めていく方針を強調した。
(取材・文:竹中愛美)
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