
サッカー日本代表、上田綺世の代役に推薦したい選手5選【写真:Getty Images】
日本代表の最前線を担ってきた上田綺世が負傷し、11月の代表活動への参加が不透明となっている。得点力だけでなく、前線からの守備や周囲との連係でも重要な役割を果たしてきたエースの穴を、誰が埋められるのか。今回は上田の代役に推薦したい5人をピックアップ。2026/27シーズンの成績やプレー内容をもとに、それぞれの可能性を探った。※成績は10月30日時点のもの。[3/5ページ]
MF:南野拓実(みなみの・たくみ

モナコでプレーする南野拓実【写真:Getty Images】
所属チーム:ASモナコ(フランス)
2026/27シーズンリーグ成績:1試合0得点0アシスト
日本代表通算成績:73試合26得点
【298日ぶり復帰で2得点に絡む活躍】
上田綺世の代役として、発想を変えた選択肢が南野拓実のゼロトップ起用だ。身長や空中戦の強さで競うのではなく、前線から下がってパスを引き出し、連係で守備を崩す。狭い場所での技術とゴール前への飛び込みは、南野の武器だ。
ただし、現状は慎重に見極めたい。昨年12月21日のフランス杯で左膝前十字靱帯を断裂し、2026年ワールドカップも欠場。今季のリーグ戦出場はロリアン戦の52分間だけだ。
モナコ専門メディア『La Diagonale』はこの試合について、南野は中央寄りで連係を試みたものの、相手の守備網に封じられて存在感を示せず、右サイドの守備でも十分な援護ができなかったと評価した。34分にはクロスから味方のヘディングシュートを生み出しているものの、復帰直後のパフォーマンスには厳しい目が向けられている。
それでも、10月15日のUEFAカンファレンスリーグ(ECL)、CSKAソフィア戦では可能性を示した。298日ぶりの公式戦に右サイドハーフで先発すると、開始3分に速攻へ絡み、味方へつないだボールからパリス・ブルナーの先制点が生まれた。
前半終了間際には中盤でこぼれ球を拾い、追加点につながるカウンターの起点にもなった。得点も公式記録上のアシストも付かなかったが、2-1の勝利を支え、58分で交代した。
【「ゼロトップ」という選択肢】
負傷前の2025/26シーズンも、リーグ戦15試合で3得点2アシスト。『FotMob』では21本のシュートのうち19本がペナルティーエリア内からで、ゴール期待値(xG)3.18に対して3得点だった。
昨年11月のパリ・サンジェルマン戦ではゴール前で折り返しを受けて決勝点を奪い、1-0の勝利をもたらしている。周囲と関わりながら、最後は自ら得点を狙えることも持ち味だ。
日本代表で最前線に置くなら、南野が中盤へ下りる動きに合わせ、久保建英や堂安律らが中央へ飛び出す形が考えられる。上田のような競り合いの強さを失う代わりに、ポジションを固定しない連係で守備陣を揺さぶる狙いだ。
ただ、繰り返すように長期離脱明けで連戦への適応はこれから。クロスを多用する展開では明確なターゲットも不足する。上田をそのまま置き換えるのではなく、日本代表の攻撃を変えるための選択肢として考えたい。