
サッカー日本代表、上田綺世の代役に推薦したい選手5選【写真:Getty Images】
日本代表の最前線を担ってきた上田綺世が負傷し、11月の代表活動への参加が不透明となっている。得点力だけでなく、前線からの守備や周囲との連係でも重要な役割を果たしてきたエースの穴を、誰が埋められるのか。今回は上田の代役に推薦したい5人をピックアップ。2026/27シーズンの成績やプレー内容をもとに、それぞれの可能性を探った。※成績は10月30日時点のもの。[1/5ページ]
FW:鈴木章斗(すずき・あきと)

サンフレッチェ広島の鈴木章斗【写真:Getty Images】
所属チーム:サンフレッチェ広島(日本)
2026/27シーズンリーグ成績:12試合9得点4アシスト
日本代表通算成績:0試合0得点
【ゴールもアシストも量産】
今回の5人の中で、上田綺世のプレースタイルに最も近い候補として挙げたいのが鈴木章斗だ。身長180cmと上田より小柄ながら、相手DFの背後を狙う動き出し、ゴール前での冷静なフィニッシュ、周囲を生かすプレーを兼ね備える。
湘南ベルマーレでは2024年にJ1で10得点、翌25年も9得点を記録。2026年にサンフレッチェ広島へ移り、百年構想リーグでも20試合5得点を挙げた。
2026/27シーズンは10月24日時点でJ1リーグ12試合9得点4アシスト。全12試合で先発し、得点ランキングでは2位につける。Jリーグ公式によれば44本のシュートのうち枠内は22本で、チャンスクリエイトは20回。ゴール前に飛び込むだけでなく、味方の攻撃を前進させる役割も担っている。
データサイト『FotMob』が集計した数字(リーグ第12節終了時点)でも、ゴール期待値チーム内トップであるだけでなく、チャンスメイク数でも東峻希や中野就斗に次ぐ3位だ。得点機会に顔を出す回数が多い一方、チャンスを作る側にも回れる選手だ。
【上田綺世の役割を再現できるか?】
その両面が表れたのが9月12日のセレッソ大阪戦。10分にPKで先制点を挙げると、前半終了間際には中野就斗のクロスを左足で押し込み、2得点目を決めた。さらに55分には中野のゴールをアシスト。6-1の大勝で2得点1アシストを記録し、フィニッシャーとチャンスメーカーの両方で存在感を示した。
10月24日の清水エスパルス戦でも、ペナルティーエリア手前でパスを受け、相手DFをかわして右足でゴール右上に突き刺した。ゴール前で一瞬の隙を見逃さない判断力と足元の技術は、上田の代役候補として魅力的だ。
加えて上田はプレス強度も高い選手だが、鈴木も広島で守備の役割を担っており、『FotMob』の守備貢献はJ1の他のFWと比較して平均をやや上回る。
ただし、今季はシャドーでの先発が多く、代表の1トップで同じ仕事をこなせるかは未知数だ。それでも、得点とチャンスメイクの両面で結果を残している23歳は、上田の代役として試す価値が十分にある。