
サッカー日本代表、上田綺世の代役に推薦したい選手5選【写真:Getty Images】
日本代表の最前線を担ってきた上田綺世が負傷し、11月の代表活動への参加が不透明となっている。得点力だけでなく、前線からの守備や周囲との連係でも重要な役割を果たしてきたエースの穴を、誰が埋められるのか。今回は上田の代役に推薦したい5人をピックアップ。2026/27シーズンの成績やプレー内容をもとに、それぞれの可能性を探った。※成績は10月30日時点のもの。[4/5ページ]
MF:鈴木唯人(すずき・ゆいと)

日本代表としてプレーする鈴木唯人【写真:Getty Images】
所属チーム:SCフライブルク(ドイツ)
2026/27シーズンリーグ成績:6試合4得点0アシスト
日本代表通算成績:9試合0得点
【開幕戦でハットトリック!】
フライブルクでトップ下を担う鈴木唯人を、「偽9番」として起用するオプションはあり得ないだろうか。
相手のライン間に入り込んでボールを受け、素早いターンやドリブルで攻撃を前進させる。味方とのパス交換から再びゴール前に走り込む動きも持ち味で、日本代表では最前線に置く「ゼロトップ」を試してみたい。
2026/27シーズンはブンデスリーガ6試合4得点。昨季のリーグ戦25試合4得点に、早くも並んでいる。8月30日の開幕節、ブレーメンを4-1で下した一戦ではハットトリックを達成した。
29分にCKを頭で合わせ、48分には左からの折り返しを押し込む。そして55分、自らイゴール・マタノヴィッチへ縦パスを送ると、そのままゴール前へ走り、リターンを受けて3点目を奪った。
ドイツ公共放送『SWR』は、この3点目を両選手の息の合った連係を象徴する場面として取り上げた。
同国のサッカー専門メディア『Get German Football News』も10月7日、鈴木が昨季に比べてフィジカル面や守備への関与を向上させ、ボールを引き出すだけでなく、自ら走り込む役割も担えるようになったと評価。今季の得点増は、単なる好調だけでは片づけられない。
【ウルグアイ戦で見せたゼロトップの適性】
代表でのヒントになったのは9月24日のウルグアイ戦だ。左シャドーで先発した鈴木は、8分に佐野航大の近くまで下りてパスコースをつくり、17分にも自陣で囲まれた佐野をサポート。24分には中盤のスペースを埋め、30分には最終ラインの背後へ斜めに走った
結果的にパスは出てこなかったものの、攻撃を組み立てる働きが目立った。シュートは1本にとどまったが、その動きは潤滑油としての適性を示している。
ただ、ボールを受けに下りるほど、自身がゴールから遠ざかる問題もある。鈴木を最前線に据えるなら、下りて空けたスペースへ久保建英や堂安律らが飛び込み、鈴木自身もパスを出した後にゴール前へ走り直す仕組みが必要だ。
上田綺世のような空中戦のターゲットにはなれなくても、中盤に数的優位をつくり、連係で相手DFを動かせる。
ブレーメン戦とウルグアイ戦に見えた2つの顔を、代表の新たな攻撃に結びつけられないだろうか。