
欧州クラブ、解任ギリギリの監督5人【写真:Getty Images】
欧州各国のリーグ戦で2026/27シーズンが開幕してから、およそ2カ月あまりが経過した。チームを立て直すきっかけとなる冬の移籍市場の開幕が迫る中、成績が伴わず苦しんでいるクラブでは、監督交代の可能性が取り沙汰されている。今回は、思うような結果を残せず、解任の噂が浮上している監督を紹介する。(成績は11月2日現在)[2/5ページ]
ピエール・サージュ

クリスタル・パレスのピエール・サージュ監督【写真:Getty Images】
生年月日:1979年5月5日
指揮クラブ:クリスタル・パレス(イングランド)
今季リーグ戦成績:9試合2勝1分6敗(18位)
【グラスナー前監督の後任】
今季のプレミアリーグで苦戦を強いられているのが、クリスタル・パレスだ。
カップ戦で強さを発揮してきたオリヴァー・グラスナー監督の下、2024/25シーズンにはFAカップ、2025/26シーズンにはUEFAカンファレンスリーグ(ECL)を制するなど、結果を残してきた。
しかし、昨季限りでグラスナー監督が契約満了に伴い退任。後任には、昨季RCランスを率いてパリ・サンジェルマンと激しい優勝争いを演じたピエール・サージュを招へいした。
サージュ監督はグラスナーと同じく[3-4-2-1]をベースとするシステムを採用しており、既存戦力との相性は良いと思われていた。
しかし、守備の要だったマクサンス・ラクロワやウイングバックのダニエル・ムニョスが退団し、その穴を補強で埋めることができていない。
【穴が埋まらないラクロワの後釜】
特に痛手となったのが、ラクロワの退団だ。昨季までのクリスタル・パレスは、3バックの中央を務めるフランス代表DFの広いカバーリングエリアによって、ピンチを未然に防いでいた場面が多かった。
しかし、新加入選手や既存戦力の中に、彼のようなスピードと身体能力を兼ね備えた選手はいない。
こうした守備の穴が成績に直結しており、第9節終了時点でリーグ最多の21失点を記録。得点数も9試合で9ゴールにとどまっている。戦術的な柔軟性に欠けるサージュ監督の解任の可能性も報じられている。