
欧州クラブ、解任ギリギリの監督5人【写真:Getty Images】
欧州各国のリーグ戦で2026/27シーズンが開幕してから、およそ2カ月あまりが経過した。チームを立て直すきっかけとなる冬の移籍市場の開幕が迫る中、成績が伴わず苦しんでいるクラブでは、監督交代の可能性が取り沙汰されている。今回は、思うような結果を残せず、解任の噂が浮上している監督を紹介する。(成績は11月2日現在)[4/5ページ]
レジス・ル・ブリ

サンダーランドのレジス・ル・ブリ監督【写真:Getty Images】
生年月日:1975年12月6日
指揮クラブ:サンダーランド(イングランド)
今季リーグ戦成績:9試合1勝2分6敗(20位)
【昨季の躍進はどこへ】
昨季、9年ぶりにプレミアリーグ昇格を果たしたサンダーランドは、復帰初年度ながら7位という好成績を収め、UEFAヨーロッパリーグ(EL)の出場権を獲得した。
しかし、今季は第9節終了時点で1勝2分6敗と苦しみ、最下位の20位に沈んでいる。
2024/25シーズンからサンダーランドを率いるレジス・ル・ブリ監督は、長く低迷していたクラブを見事に立て直した。その背景にはクラブの編成面での努力もあり、昇格直後の昨夏には2億ユーロ以上の資金を移籍市場に投じ、期待の有望株やグラニト・ジャカのような即戦力をそろえた。
しかし、指揮官を助けた昨夏の積極的な補強から一転し、今夏の移籍市場では大人しい立ち振る舞いに終始した。欧州大会に出場する関係で、プレミアリーグ以上に厳しい財務規則を遵守する必要があり、補強予算に限りが生じたためだ。
【CBの不安定さと守備の崩壊】
さらに、チャンピオンシップ時代から守備の要を担ってきたダン・バラードが、第5節を最後に負傷で離脱。ほかのセンターバック3人も失点に直結するミスを連発しており、ルーク・オニエン、ケビン・ダンソ、オマル・アルデレーテは、それぞれ2回ずつミスを記録している。
こうした守備陣のミスがチームの足を引っ張っている。ル・ブリ監督自身も、欧州大会と国内リーグを並行して戦うのは指導者として初めてであり、両立に苦しんでいる。
編成や負傷者、ピッチに立つ選手たちの問題もあるが、ル・ブリ監督自身もチーム全体の間延びを修正できていないという問題を抱えている。フロントからの信頼は厚いが、このまま最下位から抜け出せなければ、監督交代の可能性も検討されるだろう。