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Jリーグ 2026.11.5 06:11

苦しい…。レンタル先で伸び悩むJリーガー5選

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images
レンタル先で伸び悩むJリーガー5選
レンタル先で伸び悩むJリーガー5選【写真:Getty Images】



 出場機会を求めて新天地へ渡ったものの、思うように結果を残せない選手たちがいる。かつて将来を嘱望された若手や、J1で実績を積んだ実力者も、期限付き移籍先で厳しい現実に直面している。今回は、レンタル先で伸び悩むJリーガー5人をピックアップ。これまでのキャリアや2026/27シーズンの出場状況を振り返り、それぞれが抱える苦境の背景に迫る。※成績は11月4日時点のもの。[4/5ページ]

DF:井上聖也(いのうえ・せいや)

井上聖也 アビスパ福岡
アビスパ福岡が保有権を持つ井上聖也【写真:Getty Images】



所属チーム:大分トリニータ
保有元:アビスパ福岡
2026/27シーズンリーグ成績:3試合0得点0アシスト

【監督交代で立場が一変】

 わずか1年で立場が一変した。

 アビスパ福岡から大分トリニータに期限付き移籍している井上聖也。2024シーズンはJ1で25試合に出場したが、翌2025年は福岡でリーグ戦出場ゼロ。26歳となった現在も、定位置をつかめずにいる。

 兵庫県の西宮高校から甲南大学へ進学。大学3年時に全国大会ベスト8進出を経験し、2022年に福岡へ加入した。2023年にJ1デビューを飾るも、9月には両前腕の骨折で戦線離脱。

 それでも翌2024年には復調し、長谷部茂利監督の下で15試合に先発。187cmの長身を生かして後方からチームを支え、リーグ戦25試合に出場した。JリーグYBCルヴァンカップでも2試合で2得点と、攻撃面でも存在感を示した。

 だが、2025年に金明輝監督が就任すると出場機会が消滅。新加入の安藤智哉(現:ザンクトパウリ)が36試合、上島拓巳も27試合に出場するなど、最終ラインの競争は厳しかった。



【現在も続く厳しい現実】

 出番を求め、2025年8月に徳島ヴォルティスへ期限付き移籍。井上は福岡の公式サイトを通じて「全ては自分の力不足です」と悔しさを明かした。徳島ではJ2リーグの7試合に出場し、いずれも先発フル出場。一度は実戦の機会を取り戻したが、チームのJ1昇格はかなわなかった。

 2026年1月にはJ1昇格組の水戸ホーリーホックへ再び期限付き移籍。しかし、百年構想リーグの出場はわずか1試合に終わり、6月末に大分へ。水戸退団時には「なにも貢献できなかった」と悔しさをにじませた。約10カ月で3度もレンタル先を変えることになった。

 ところが、2026/27シーズンもJ2第15節終了時点で3試合225分のみ。11月3日のヴァンラーレ八戸戦では先発フル出場を果たし、1-0の完封勝利に貢献したものの、定位置を確保したとはまだ言い難い。

 J1での主力定着に近づいていた頃から2年。かつての輝きを取り戻すため、ここから継続して出場できるかが注目される。

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