森重真人【写真:Getty Images】
日本代表は4日、タイ・バンコク市内で6日のタイ代表戦に向けた練習を行った。
「明らかに選手同士でのコミュニケーションは増えてきている」と話すのは、CBを務める森重真人だ。W杯アジア最終予選黒星スタートとなったことで、選手たちは危機感を持っているという。
「UAE戦は誰も納得していないし、自分らの現状を把握しているからこそ、次のタイでの試合が重要になってくる。もちろん簡単じゃないのもわかっている」
FC東京所属の森重は今年2月、ACL(アジアチャンピオンズリーグ)プレーオフで、タイのチョンブリFCと対戦している。9-0と圧勝したこともあり「そんなに参考になるような情報ない」と言うが、こう続ける。
「こういう状況でアウェイに来たが、難しくなるのはわかっている。そこを自分たちの力でこじ開けるしかないし、現状を変えていくしかない。人任せにせず、自分たちで変えていくしかない」
タイの印象については「主な攻撃は左サイドから。それと相手はカウンターをしたいと思うので、そこをしっかりケアしていきたい」と、警戒すべきポイントは頭に入っている。
初戦のUAE戦ではジャッジに泣かされたが、判定に関しては「自分たちの力ではどうすることもできない部分。それ以上に、そこに左右されないだけの力を持っておかないといけない」と言う。相手を圧倒し、着実に勝ち点3を掴みたいところだ。
(取材:植田路生【バンコク】)
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