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ドルトムント15歳の才能にU-21ドイツ代表指揮官が注目。そう遠くない日に招集も?

text by 編集部 photo by Getty Images

ユスファ・ムココ、U-20ドイツ代表
【写真:Getty Images】

 U-21ドイツ代表を率いるシュテファン・クンツ監督が、ドルトムントの下部組織(U-19)で活躍する15歳のU-20ドイツ代表FWユスファ・ムココに注目しているようだ。24日に独メディア『ワンフットボール』が報じている。

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 まず、クンツ監督はドルトムントについて言及。17歳の米国代表MFジョヴァンニ・レイナ、U-17イングランド代表MFジュード・ベリンガム、20歳のノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランド、20歳のイングランド代表FWジェイドン・サンチョの4人を差して「彼らはヨーロッパで最も才能のある選手たちだ。4人とも非常に成長できるクラブにいる。ドルトムントのスカウトシステムは素晴らしい」と、語った。

 そして、クンツ監督はトップチーム昇格が期待されるムココにも注目しており、同紙は「U-21ドイツ代表の指揮官がムココを使う日はそう遠くないだろう」と予想している。U-21欧州選手権の予選などで招集される時が来るかもしれない。

 ムココは2004年11月にカメルーン人の両親から生まれたドイツ国籍を持つ少年。11歳にしてザンクト・パウリのU-15カテゴリーでチームの中心としてゴールを量産し、2016年5月にドルトムントの下部組織へ移籍する。当時12歳でU-16ドイツ代表に招集されると4試合の出場で3得点を記録した。2018/19シーズンはドルトムントU-17でリーグ戦25試合に出場し46得点8アシストを記録。当時13歳ながらU-17ブンデスリーガの最多得点記録を樹立し、その活躍を受けて2019/20シーズンはドルトムントU-19に昇格した。

 すると、デビュー戦で6得点の大活躍。その後もコンスタントに得点を量産し、最終的に2019/20シーズンはリーグ戦20試合で34得点9アシスト、UEFAユースリーグでは7試合で4得点1アシストを記録した。11月20日に16歳の誕生日を迎えると、ブンデスリーガの出場も可能となる。今年中にトップチームへ昇格する可能性もあり、それに先駆けて8月はトップチームの練習に加わっていた。

 ムココは今年2月に初めてU-19ドイツ代表に招集され、U-19欧州選手権予選のウェールズ戦、オーストリア戦、セルビア戦を戦う予定だった。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により試合は延期に。

 今年9月には、U-19ドイツ代表ではなくU-20ドイツ代表に初招集され、U-20デンマーク代表との国際親善試合でデビューを飾っている。ムココは初アシストを記録したが、U-20ドイツ代表は1-2の敗戦を喫していた。ムココは9月20日に2020/21シーズンの開幕戦となるプロイセン・ミュンスターU-19戦でハットトリックを達成している。調子は落ちておらず、今季も昨シーズンのように大活躍するかもしれない。

【了】

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