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Jリーグ 3年前

J1全20クラブGKタイプ別分析(20)北海道コンサドーレ札幌。菅野孝憲は何タイプ? 大器・中野小次郎をどう育てるか

text by 吉沢康一 photo by Getty Images

3/8発売『フットボール批評issue31』から一昨年、サンフレッチェ広島のGKコーチを務めた澤村公康が、GKを4つのタイプに分類し、J1全20クラブの陣容を一刀両断した「GKスカッド批評」を一部抜粋して公開する。[GKタイプ]オーソドックスタイプ→オ、シュートストップタイプ→シ、現代タイプ→現、万能タイプ→万、★は新加入(構成:吉沢康一)

鍵を握る赤池保幸コーチの手腕

菅野孝憲
【写真:Getty Images】

GKコーチ:赤池保幸
菅野孝憲(現)
大谷幸輝★
中野小次郎★
阿波加俊太


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 万能タイプの菅野孝憲が牽引することは間違いありません。新潟から加入した大谷幸輝もペトロヴィッチ監督と浦和で一緒だったのでスムーズにチームに入っていけると思います。昨年、特別指定ですでに出場経験のある法政大学の中野小次郎がこの2人にどう割って入るのかなど見どころはあります。

 とはいえ、中野はビッグサイズで素材は申し分ないものの、J1で年間を通してプレーするのはまだ難しいでしょう。試合経験が浅く、精神的なタフさが求められるプロの舞台では現時点で役不足といった感は否めません。だからといってポジション争いが熾烈なJ1で経験を積んでいけるのかといえばそうとも思えない。その部分を赤池保幸GKコーチがどうコントロールしていくのかに注目しています。

 昨年途中まで所属していたク・ソンユンは赤池GKコーチが地道に育てて開花させました。中野のようなラージキーパーを育てる能力は十分に持っていると思います。

(構成:吉沢康一)

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定価:1650円(本体1500円+税)

究極の2021Jリーグアナリティクス

Jクラブにとってコンセプトの5文字はもしかしたらタブーワードなのかもしれない。クラブのコンセプトをひけらかすことは、すなわち“秘伝のレシピ”の流出を意味する。もちろん、これはコンセプトという壺にタレが脈々と継ぎ足されているクラブに限った話ではあるのだが……。
コンセプトを一般公開できないとなれば、こちら側が様々な手法を使って分析していくほかない。なぜ、コンセプトの解剖にこれほどまでに執着するのかと言えば、抽象的にJリーグを眺める時代は終わりにしたい、という願望からである。そう、本質の話をしよう、ということだ。
今回は2021年のJリーグをより具体的に俯瞰できるように、J1・J2・J3のコンセプトマップを筆頭とし、補強からGKのコンセプトまで本質を抉る企画を揃えた。この「究極のアナリティクス誌」を携えれば、コンセプトなき“あのクラブ”が手に取ってわかるはず、だ。

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【了】

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