【写真:Getty Images】
【イタリア代表 1-1(4-2 PK)スペイン代表 ユーロ2020準決勝】
ユーロ(欧州選手権)2020準決勝、イタリア代表対スペイン代表が現地時間6日に行われた。PK戦の末にイタリアが勝利を収め、2大会ぶりの決勝進出となった。この試合の先制点は、拍手喝采のまさに完璧すぎるゴールだった。
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グループリーグから全勝で準決勝まで来たイタリアと苦しみながらもここまで来たスペインの対決。前半は中々ゴールが決まらず、0-0で後半に折り返すことに。
すると60分、均衡を破ったのはイタリア。左サイドからのスルーパスに反応したチーロ・インモービレだったが、ボールが流れてしまいアイメリク・ラポルテがスライディングでカット。だが、そのこぼれ球をフェデリコ・キエーザが拾い、右足に持ち替えてからペナルティエリア左でシュート。これがゴール右に決まった。
まさに完璧と呼べるゴールだった。まず、インモービレのボールを拾ったシーンではキエーザの嗅覚が光った。ボールが溢れると、キエーザは予測していたかのようにボールに一直線。そしてキエーザは慌てず、冷静に右足に持ち替えてシュート。さらにこのシュートは、右足で巻かれてゴール右に吸い込まれた。シュートコースに入ったDF2人の間をボールはすり抜けゴール方向に。スペイン代表守護神ウナイ・シモンは左に踏み込んだだけで全然動けず。まさに完璧なゴールだろう。
このゴールで先制したイタリアだったが、アルバロ・モラタのゴールで同点に追いつかれる。そして試合は延長戦でも決着がつかず。PK戦の末にイタリアが4-2の勝利を収めた。イタリアは2大会ぶりの決勝進出となった。