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衝撃をもたらしたデビュー当時のムバッペ

　今や世界最高のストライカーの一人となったキリアン・ムバッペが初めて世界を本格的に驚かせたのは5年前のことだった。18歳当時に記録した衝撃のゴールをチャンピオンズリーグ（CL）公式SNSが振り返っている。

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　モナコの下部組織からトップチームに昇格したムバッペは16歳でデビューを飾り、2年目の2016/17シーズンには出場機会が増加。リーグアンでハットトリックを達成するなど有望な若手選手として注目度を高めていた。

　さらに国際的にも大きく評価を高めるきっかけとなったのが、この年のCL決勝トーナメントで見せた活躍だった。モナコが準決勝まで勝ち進む躍進を遂げる中で、18歳の新星がマンチェスター・シティ、ボルシア・ドルトムント、ユベントス相手に6試合で6ゴールを叩き込んだ。

　特に圧巻だったのは、5年前の4月12日に行われたドルトムントとの1stレグ。前半に記録した先制点に続いて、後半には驚異的な出足の速さで相手ボールをかっさらって独走し、DFとGKの位置を確認しつつ冷静かつ確実にゴール右隅へのシュートを流し込んでみせた。

　高いポテンシャルを生かしきれず消えていく選手もサッカー界には少なくないが、ムバッペが感じさせた“怪物”の予感は本物だった。その後移籍したパリ・サンジェルマンでさらなる飛躍を遂げており、今後どこまで辿り着くことになるのかはまだ計り知れない。