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まさに「神采配」。リバプールは史上最強! 勝利をもたらしたクロップ監督の2つの決断とは?【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images

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プレミアリーグ第34節リバプール対エバートンが現地時間24日に行われ、2-0でホームチームが勝利している。勝利したリバプールは首位マンチェスター・シティと勝ち点1差、敗れたエバートンは残留圏の17位バーンリーと勝ち点2差とマージーサイドの両雄ははっきりと明暗が分かれている。なお、リバプールの南野拓実は今節もメンバー外となっている。(文:安洋一郎)


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【写真:Getty Images】

 マージーサイドの両雄は全くと言って良いほど異なるチーム状況にある。ホームのリバプールは試合前の時点で勝ち点76を積み上げており、消化試合数で並ぶ首位マンチェスター・シティとは勝ち点1差の2位をキープし続けている。

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 一方のエバートンは試合前の時点で勝ち点29に留まっている。この試合が開催される直前に行われたバーンリー対ウォルバーハンプトンの試合でバーンリーが1-0で勝利したため、遂に降格圏の18位に後退してしまった(エバートンはバーンリーより1試合消化試合が少ないため暫定での順位)。

 近年の“マージーサイド・ダービー“でこれだけ両チームに差があったことはあっただろうか。フランク・ランパード率いるエバートンは、勝ち点を1でも得るためにディフェンスラインを低く設定する守備的なサッカーを展開した。試合はエバートンの思惑通りに進み、リバプールはシュート3本、枠内シュートに至っては1本も打てないまま前半を終えた。

 両軍共にゴール前での攻防が少なかった前半から一転、後半は計21本のシュートが飛び交う怒涛の展開となる。その中でリバプールは2ゴールを奪い勝利するのだが、良い方向へと好転する転機となった出来事とは何だったのだろうか。

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