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ポルトガル代表はまだまだ伸びる。C・ロナウドに見られた変化とは?【カタールW杯】

シリーズ:分析コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images

FIFAワールドカップカタール2022 最新ニュース

FIFAワールドカップカタール2022、グループH第2節ポルトガル代表対ウルグアイ代表が現地時間28日に行われ、2-0でポルトガル代表が勝利している。前節に続きポルトガル代表は決して多くの決定機が作れたわけではないのだが、戦術変更によって改善の兆しは見られた。その戦術変更とはどのようなものだったのだろうか。(文:安洋一郎)


ポルトガル代表の決勝トーナメント進出が決定


【写真:Getty Images】

 FIFAワールドカップカタール2022もグループステージ第2節を終了した。前回大会王者フランス代表、優勝候補筆頭に挙げられるブラジル代表に続いてポルトガル代表はこの時点で決勝トーナメント進出を決めている。

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 優勝候補と並んで早々に決勝トーナメント進出を確定させた“結果”だけ見ると順調と言えるだろう。

 しかし、フランス代表とブラジル代表と比較するとその試合内容は順調とは言えない。初戦ガーナ代表戦は3ゴールこそ奪ったものの、その内容はPKと、相手がゴールを奪いに猛攻を仕掛けてきた裏を突くカウンターの2発であり、65分まで続いた0-0のスコアレスにおける攻撃面の内容はかなり酷かった。

 ただ、普段あまりポルトガル代表の試合を見ていない人からすると「攻撃が苦手」ということに疑問を抱くだろう。というのもエースのクリスティアーノ・ロナウドを筆頭にブルーノ・フェルナンデス、ベルナルド・シウバ、ジョアン・フェリックス、ラファエル・レオンら豪華攻撃陣を擁しているからだ。

 それなのにも関わらず、なぜポルトガル代表は攻撃を苦手としているのだろうか。

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