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「Kリーグの競争力は後退」ACLEで0-7の大敗を喫した光州FC、韓国メディアはショックを隠せず「格差は当分埋まらない」

text by 編集部 photo by Getty Images

アジアサッカー・AFCチャンピオンズリーグ(ACL) 最新ニュース

ACLE準々決勝アル・ヒラル対光州FC

【写真:Getty Images】

中東との差を痛感

 AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)準々決勝、アル・ヒラル(サウジアラビア)対光州FCの試合が現地時間25日に行われ、光州が0-7で大敗した。韓国メディア『スポーツ東亜』は27日に、サウジアラビアのクラブと韓国の間には大きな差が生まれていると報じている。

 

 ベスト16では、昨季Jリーグ覇者のヴィッセル神戸を3-2で破り、準々決勝に駒を進めた光州。スーパースターが数多く在籍するアル・ヒラルとの試合では、試合開始してすぐにコーナーキックから先制点を献上してしまう。その後、25分、33分にも失点。3点差とリードを広げられて迎えた後半、立ち上がりに追加点を許してしまった。4点差で集中力が切れてしまったのか、以降も失点を重ねて0-7の大敗を喫している。

 同メディアは、「光州は十分成長したが、Kリーグの競争力は後退。ACLE優勝挑戦はこれから可能だろうか」と題して、次のように述べている。

「初めてとなる光州FCのACLEの旅は熱かった。 8強で挑戦は終わったが、十分な印象を残した。しかし、Kリーグの限界も明らかになった。特に莫大な資金をもとに圧倒的な戦力を構築した西アジアとの格差は、当分の間埋まらないという現実を改めて実感する舞台だった」

 また、「光州を責めることはできない。市場価値で20倍もの差がある相手に対して、自分たちのスタイルを崩さなかった」と言及しつつも、「韓国サッカーにとって良い状況ではない。 Kリーグの競争力に再び疑問が生まれた。光州だけが唯一リーグステージを通過したチームであることを考えれば、将来は暗い。Kリーグチャンピオンの蔚山HDも、韓国FAカップ優勝チームの浦項スティーラースも敗退した」と、ACLEの舞台では、韓国勢が苦しんでいることを指摘した。

 そして、「東南アジアのチームと対戦した際にも苦しんだ。西アジアまで範囲を広げるとさらに深刻だ。サウジアラビアやカタールなど、『オイルマネー』を前面に出したチームとの競争はこれ以上不可能だ」と、特に中東のクラブとの差は、埋めがたいものになりつつあると強調している。

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【了】

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