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最も稼ぐのは? 欧州日本人選手、最新の高額年俸ランキング1〜10位。異国の地で認められている実力者たち

シリーズ:年俸ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

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 かつて日本人選手の海外挑戦は、それ自体が一種のステータスと見なされる側面もあった。しかし、時代は変わり、もはや欧州クラブに所属する“だけ”では高い評価は得られない。今回は、欧州5大リーグでプレーする日本人選手たちの最新年俸をランキング形式で紹介する。※年俸は『Capology』、各スタッツは『transfermarkt』を参照。データは5月6日時点。

10位:板倉滉

板倉滉
【写真:Getty Images】

生年月日:1997年1月27日
推定年俸:189万ユーロ(約3億240万円)
所属クラブ:ボルシア・メンヒェングラードバッハ(ドイツ)
24/25リーグ戦成績:30試合3得点1アシスト

 板倉滉は、ドイツ・ブンデスリーガのボルシア・メンヒェングラードバッハ(ボルシアMG)で推定189万ユーロ(約3億240万円)の年俸を受け取り、欧州5大リーグでプレーする日本人選手の年俸ランキングで10位に入った。

 2019年に川崎フロンターレからマンチェスター・シティに加入した板倉は、その後FCフローニンゲン、シャルケでの武者修行を経て、2022年夏にボルシアMGへ完全移籍。年俸はシャルケ時代の78万ユーロ(約1億2480万円)から2倍以上に跳ね上がり、欧州での地位を確立した。

 加入後2シーズンは負傷に悩まされる時期もあったが、今シーズンはセンターバックの主力として活躍。リーグ戦出場時間はチーム内2位の2700分に達し、第28節ザンクト・パウリ戦と第30節ボルシア・ドルトムント戦では貴重なゴールを決め、攻守両面での貢献が光った。

 近頃は去就にも注目が集まっている。クラブ内の年俸順位は10位、契約は2026年までだが、板倉は契約延長を見送って移籍を模索しているとされる。プレミアリーグ移籍の噂に加え、オランダメディア『Voetbal International』はPSVがスカウトを派遣したと報じており、複数クラブによる争奪戦に発展する可能性もある。

 28歳となった今、ドイツでの経験を糧に、さらなるステップアップと年俸アップが期待される。

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