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コラム 5か月前

サバイバルを生き残るのは誰?サッカー日本代表で輝いた2人の若手と、質の高さを見せたベテランたち【西部の目/E-1選手権】

シリーズ:西部の目 text by 西部謙司 photo by Getty Images

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 サッカー日本代表は8日、東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会 韓国でホンコン・チャイナと対戦し、6-1で大勝。今大会に臨む26人全員が国内組であり、将来的な可能性を探る側面もある中で、この日はベテランから若手まで各々躍動した。選手層の厚い日本代表において、この先のチャンスに繋げられるのは誰か。(文:西部謙司)

ジャーメイン良の4ゴールで快勝

サッカー日本代表、ホンコン・チャイナ戦
【写真:Getty Images】

 Jリーグから選抜されたサッカー日本代表が6-1でホンコン・チャイナ代表に快勝。ジャーメイン良が24分間で4ゴールと大爆発。FIFAワールドカップ(W杯)メンバーのオーディション的な位置づけになっているE-1だが、Jリーグの最強メンバーというより、若手も数多く招集しているのが今回の特徴かもしれない。

 フォーメーションはW杯アジア予選の3-4-2-1を踏襲。短い準備期間ながら、プレスバックの速さにみる守備意識の高さなど日本代表らしさは発揮されていた。後半には4バックも使っていたが、チーム戦術よりも日本代表の基準となる戦い方をキープしたうえで、どれだけ個々の能力を発揮できるかが、今大会のみどころになる。

 立ち上がりからクロスボールを連発していた相馬勇紀のパスから、ジャーメインが胸コントロールからの左足のシュートで4分に先制。フリーではあったが、胸トラップからシュート体勢への移行がスムーズで、シュートも隅へきっちり入れている。

 10分、またも相馬のクロスをジャーメインがヘディングで決めて2-0。さらに20分、稲垣祥の強烈ミドルで3-0と突き放す。

 21分、古賀太陽の縦パスからの連続フリックでジャーメインへつなぎ、冷静に決めて4-0、これでジャーメインはハットトリックを達成。さらに26分に久保藤次郎のクロスからジャーメインの4点目で5-0とする。

 前半だけで4ゴールのジャーメインの活躍が際立っていたが、それ以上に目立っていたのが左ウイングバックでプレーした相馬だった。

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