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東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会・韓国の第2戦、サッカー日本代表は中国代表と対戦する。この試合では、MF宇野禅斗のデビューが濃厚。“1年前のある決断”によって生まれ変わった若者は、代表のピッチで自らを表現する構えだ。その先に、さらに上のステージが待っている。(取材・文:元川悦子【韓国】)
中国代表戦でのデビューが濃厚な宇野禅斗

【写真:編集部】
東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会・韓国で連覇を目指しているサッカー日本代表。森保一監督は12日の第2戦・中国代表戦に挑むにあたり、8日のホンコン・チャイナ代表戦からスタメン10人を入れ替える見通しだ。
10・11日の練習を見る限りだと、GK早川友基、DF綱島悠斗、植田直通、安藤智哉、左右のウイングバックに俵積田晃太と望月ヘンリー海輝、ボランチに宇野禅斗と田中聡、シャドウに佐藤龍之介と原大智、1トップに細谷真大という並びでスタートする公算が高そうだ。ただ、細谷と原が2トップ気味になり、佐藤がトップ下で自在に動くというやや変則的な形でスタートする可能性もありそうだ。
いずれにしても、ボランチは初キャップのデュエル系コンビが先発するのが濃厚。彼らの連係・連動が1つの大きな注目点なのは間違いない。
このうち宇野は、青森山田高校時代の2021年度に高校総体、高円宮杯プレミアリーグ、全国高校サッカー選手権の3冠を獲得。松木玖生とのボランチコンビで名を馳せた逸材だ。
卒業後の2022年には当時J2だったFC町田ゼルビアへ加入。1年目はランコ・ポポヴィッチ監督の下でプレーしたが、佐野海舟らの壁に阻まれ、同リーグは9試合出場にとどまった。
続く2023年。町田の指揮官が高校時代の恩師・黒田剛監督に代わると、教え子の宇野が重用されると思われた。しかし、現実は甘くなかった。