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【写真：Getty Images】

完全復活をアピールした古賀太陽

　サッカー日本代表は14日、東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会 韓国の第3戦、韓国代表戦に向けて最終調整を行った。練習後、取材に応じた柏レイソルの古賀太陽はコンディションの回復をアピール。別メニューでの調整期間を前向きに捉えた。宿敵・韓国代表との大一番で、自身の存在感を示す構えだ。

　今大会の初戦となったホンコン・チャイナ代表戦でスタメン出場を果たした古賀だったが、その後は下半身の疲労により11日の練習は別メニューで調整し、12日の中国代表戦は出場機会がなかった。。コンディションについて問われると「万全です。休み過ぎたぐらいだと思っているので」と笑顔で話し、問題がないことを強調した。

　優勝をかけた韓国代表戦を終えると、週末には優勝争いを演じる鹿島アントラーズとの大一番が待っている。

「この大会をどう終えるかで、週末（のリーグ戦）に向けてのモチベーションや自分の振る舞いが変わってくる気がします。いい形で大会を終えて帰るイメージはしている」

　相手との駆け引きについても、冷静に分析する。「どれだけ自分が相手の選手を引き出せるかで、前の選手の使うスペースも大きく変わってくる」と語り、味方との連動やポジショニングの工夫がカギになると説明した。ビルドアップの局面でも「状況に応じて、自分が相手のシャドーや、前の選手のラインを越える位置に入っていけるようにしたい」と柔軟に対応する構えだ。

　試合を重ねるごとに連係も深まり、周囲との関係性も築かれつつある。バスから降りる際には、大関友翔と笑顔で会話を交わす場面も見受けられた。「全然後輩ですけど、イジられる」と、初代表ながらも物怖じせず距離を詰めてくる8歳下の後輩の姿にどこか嬉しそうな様子だった。

　2019年のE-1選手権以来となるA代表の舞台。ピッチ内外での変化を楽しみながら、古賀は韓国代表戦に向けて着々と準備を進めている。

（取材：加藤健一【韓国】、文：編集部）

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