海外日本人選手 最新ニュース
ヨーロッパ主要リーグで日本人サッカー選手が活躍するのは当たり前の時代となり、毎年のように移籍を果たしている。今夏も新たな選手が挑戦を決断した中で、最も高額な移籍金で移籍した選手は誰なのか。今回は、移籍金が高額だった選手をランキング形式で紹介する。※移籍金や成績は『transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合はサイトの表示に準拠。
10位:中村敬斗(なかむら・けいと)
生年月日:2000年7月28日
移籍先:LASK(オーストリア)→スタッド・ランス(フランス)
移籍日:2023年8月10日
移籍金:1200万ユーロ(約19億2000万円)
日本人選手の歴代移籍金ランキング10位には、2023年夏にオーストリアのLASKからフランスのスタッド・ランスへ移籍した中村敬斗が入った。移籍金は1200万ユーロ(約19億2000万円)とされる。
中村は2019年夏、ガンバ大阪からトゥエンテに渡ったが、オランダ1部リーグでは目立った成果を残せなかった。
その後、ベルギーのシント=トロイデンを経て、2021年にオーストリアへ移籍。LASKではセカンドチームからスタートし、2022/23シーズンにはトップチームでリーグ戦14ゴール7アシストと大活躍し、注目を集めた。
その実績を引っ提げて移籍したランスでの1年目は、リーグ戦25試合出場で4ゴールと苦戦気味だったが、2年目の2024/25シーズンは同32試合に出場して11ゴール2アシストとブレイク。欧州主要リーグでも通用することを証明した。
6月にサッカー日本代表に招集されていた際に中村は、「オーストリアで2桁取っても評価されてない感じがあった。5大リーグのフランスでやれば違うのかなと思っていた」と語り、手応えを口にしていた。
しかし、所属するランスは2024/25シーズン終了後に2部へ降格。中村の去就には注目が集まっている。
クラブ側は残留を主張しているが、本人はプレシーズンの日本ツアーを欠席。クラブはコンディション不良と説明しているものの、移籍の噂は絶えない。
現在25歳と若く、さらなるステップアップの可能性も秘めており、次の移籍で自身の記録を更新することも十分考えられる。
