フットボールチャンネル

「どんどん良くなっている」開幕から3戦連発中の上田綺世、ファン・ペルシ監督が語った成長ポイントとは?「PAエリア内」

text by 編集部 photo by Getty Images

フェイエノールトに所属するサッカー日本代表FW上田綺世
【写真:Getty Images】

ロビン・ファン・ペルシ監督が言及

 フェイエノールトは現地時間8月31日、エールディヴィジ第4節でスパルタ・ロッテルダムと敵地で対戦し、4-0で快勝した。試合後、ロビン・ファン・ペルシ監督が、2ゴール挙げて勝利に導いたサッカー日本代表FW上田綺世について語った。オランダメディア『Voetbal International』が、9月1日に伝えている。

 開幕から連勝スタートを切ったフェイエノールト。敵地での今節は、上田綺世と渡辺剛が揃って先発メンバーに名を連ねた。一方で、スパルタに所属する負傷中の三戸舜介は、メンバー外となった。

 アウェイチームは、ジョーダン・ボスの見事なミドルシュートで先制して、前半を折り返すと、後半立ち上がりに開幕から連続ゴール中の背番号「9」が魅せる。

 48分、ボックス中央で相手DFを背負いながらパスを受けた上田が、身体の強さを活かして強引に突破すると、右足のスライディングでボールを押し込み、追加点をマークした。さらに、27歳のストライカーは、65分にルシアーノ・バレンテのミドルシュートのこぼれ球を押し込んで、自身の2点目を奪取。リーグ戦3試合で4ゴール目を奪って魅せた。

 上田の2ゴールでリードを3点に広げたフェイエノールトは、後半アディショナルタイムにクインテン・ティンバーが1点を加え、4-0の快勝。開幕3連勝を飾り、1試合未消化ながらも暫定首位に躍り出た。上田は76分までプレー、渡辺はフル出場した。

 試合後、ロビン・ファン・ペルシ監督は、昨季を上回るペースで得点を量産している上田に対し言及。「綺世は非常にいいプレーをしている。守備面でもすでに重要な存在だ」と絶賛し、「ペナルティーエリア内での動きがどんどん良くなっている。ゴールに背を向けたプレーでも、スペースを効果的に使えている。今日は素晴らしい仕事をしてくれた」とかつてプレミアリーグなどで活躍した名ストライカーが、上田の成長を口にした。

 フェイエノールトの次節は代表ウィーク明けの13日、ホームにヘーレンフェーンを迎える。

【関連記事】
使いません!? 日本人選手を干した名監督6人
大失敗…。海外からあっという間に帰国した日本人選手5人
どうして…。20代で引退した日本の超才能6人


【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!